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2024.09.19

9月の装飾「十五夜」

9月17日は十五夜でした。雲もありましたが夜にはとても綺麗な月が見られましたね。十五夜とは、一般的に旧暦の8月15日の夜、または見える月のことを指すそうです。7~9月の中間にあたる8月を「中秋」と呼んでいたことから旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。

この日にお月見をするのは、空が澄み渡り、月がとても美しく見えるからです。もともと十五夜という風習は中国から伝わりましたが、日本では美しい月を愛でる文化として広まりました。その後、お供えなどの風習は月の満ち欠けを見て農耕を行っていた農民たちによって収穫への感謝と豊作を祈るお祭りとして広まり、今のお月見の形となりました。

 

ススキを飾るのは、月の神様の依り代としていたからです。本来は実りを象徴する稲穂をお供えしたいのですが、稲刈り前なので、稲穂に似たススキを用いるようになったと言われています。ススキのみ、または、秋の草花と一緒に花瓶に生けて供えます。また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされているため、お月見の後、軒先にススキを吊るす風習もあります。

 

お団子を飾るのは、もともとは収穫された里芋などの芋類をお供えしていたため、別名「芋名月」とも呼ばれます。その後五穀豊穣の感謝を込める意味で収穫したお米で作ったお団子もお供えするようになりました。丸い形は、縁起が良いとされ健康や幸せを願ってお供えされたと言われています。お供え物を食べることで神様との結びつきが強くなると考えられているため、お供えした後は食べてもいいそうですよ。

 

今年はつき組、そら組が小麦粉粘土を使用したお月見団子を作りました。

粉の状態の小麦粉から触り、水を少しずつ入れて感触が変化する過程も体験しました。

「サラサラしてる」「気持ち良いね」と十分に粉に触れ、手を叩くと粉が舞う様子も楽しみました。水を入れると、最初は手にべたべたと付き困った表情をする子もいましたが、混ぜていくうちにまとまり、感触や性質の変化に気が付くことができました。つき組さんは小麦粉粘土を伸ばしたり、引っ張ってみたり色々な形を楽しみます。そら組さんは、丸くお団子の形を作ることができました!

感触が苦手なお友だちもビニール袋に入れることで弾力を確かめることができ、踏んで足裏からも柔らかい感触を感じ取っていましたよ。

 

 

時々夜空を見上げて、お月さまの観察も楽しそうですね。