NEWS

お知らせ

View More

2024.09.19

遊びの様子(つき組)

今回はつき組の遊びの様子についてお伝えします。

 

最近、大人がやっていることを模倣したり、今までやってもらったことや、大人と一緒に体験したことを遊びに取り入れる姿がみられつつあります。

おままごとコーナーで料理をする子と料理が完成するのを待つ子に分かれていました。料理をする子は目線はお鍋に向けたまま、手を動かしながら「ちょっと待ってねー」と待つ子や保育者に声をかけています。

料理の完成を待つ子は、自分がエプロンをつけていないことに気づくと「あ!エプロンないよ!」と自分の胸をポンポンと優しくたたいて保育者に伝えてきました。保育者が「そうだね、エプロンつける?」と聞くと、「うん!」と笑顔で頷き、エプロンをつけていました。お友だちが作ってくれる料理をとても楽しみにしていることが伝わりました!

料理が完成すると「おまたせー」と言いながら待つ子の前に料理を並べました。待っていた子は完成した料理が次々に並べられる様子を見て、笑顔で「うわー!美味しそう!いただきまーす!」と食べ始めました。保育者と一緒に「おいしいね」とやりとりをしながら食べ進めました。

 

 

机に料理が並べられていることに気づいた他のお友だちは「あ!ご飯だ!」と素早く机の前に座ります。自分がスプーンを持っていないことに気づくと「あ、スプーン」と呟き、スプーンを取りに行って改めて食べ始めていました。

 

 

つくった料理を食べる前、食べた後はテーブルや棚を拭いています。お家の人の様子や、保育者が食事の前後で机を拭く姿を模倣しているようです。保育者が「きれいになった?」と聞くと、笑顔で満足そうに「きれいになった!」と教えてくれます。

使い終わった食器や調理器具は重ねてスポンジで洗ったり、保育者に「洗って?」と渡す姿もみられるようになりました。

まるで毎日のお家での日常や保育園の様子を再現しているようでした!

 

 

お家の人や保育者が魅力的にみえるからこそ、”模倣したい”。遊びの中で”再現したい”と思うのでしょうね。

子どもは今までの経験やイメージを再現することを遊びの中で繰り返すうちに”生きていくためのスキル”を獲得していきます。

より遊びの中で再現ができるよう、おもちゃは抽象的なもので、調理器具は大人が実際に使うものを設置しています。

また、子ども自身のイメージを妨げないよう、「これはあったかい?冷たい?」等子ども自身が決めていけるような声掛けを心掛けています。

これからも子どもたち自身でイメージを広げていけるよう関わっていきます!