2024.07.18
【そら組】一日のようす
今年度が始まり3カ月ほどが過ぎました。今回はそら組の様子をお伝えしたいと思います。
登園時は保護者の方と別れを惜しむ子もいますが、クラスの子が楽しそうに遊んでいたりお話しているのを見て自然と輪に入っていったり、安心できる保育者とのスキンシップや関わりで気持ちが満たされ「いってらっしゃい」と笑顔で見送ることが増えてきましたね。成長と共に他者との関わりや興味が増える中で、慣れ親しんだお友だちや保育者がいる空間に居心地の良さを感じるようになり、その日の期待に繋がっているのだと感じます。
一緒に遊ぶ中で、イメージが自由に行き交うことや言葉を交わすことに楽しさを味わいながら、子ども同士でのやりとりが増えていると感じます。「こうしたい!」という気持ちが大きくなり「今○○なの」「○○がしたいの」等言葉で相手に伝えようとする一方で、上手く伝わらなかったり、したいことなどの思いが一方通行で葛藤する様子も見られています。気持ちを受け止めながら「○○だったのかな」等相手の気持ちを代弁したり肯定的な言葉を掛けるように心がけています。保育者が間に入り代弁していくことで、相手の気持ちを知ることに繋がっていきます。
遊びの中で実際にあるもの等イメージを膨らませながらおままごとをしたり自分にしてもらった経験をもとに赤ちゃんにお世話をしています。トントンしたり、ご飯を作ったり、お風呂に入れたりとみんなお母さんみたいに大忙しです。以前は引きづっていた赤ちゃん人形も、抱っこで移動したりとほんとうの赤ちゃんのように優しく、丁寧に関わっていて成長を感じます。
道具を使った遊びにも興味をもち、「絵の具したい、水性ペンしたい、のりしたい」と子どもたちからしたいことを伝えてくれます。子どもたちが”やりたい”といったことができるような環境を作っています。保育者の「○○してみる?」の声掛けにも期待を膨らませ楽しみにする姿も見られています。
繰り返し使っていく中で道具の使い方や特性を理解し、試行錯誤しながら取り組む姿が見られます。絵の具やのりで十分に遊ぶと筆やパレットを水道へ持っていき綺麗になるまで洗い「洗えた、綺麗になったよ」と子どもたち。保育者が片付けていた姿をよく見ていますね。子どもたちの手にかかればお片付けもあそびとして楽しんでいます。
食事、排泄、睡眠等、保育園での生活を見通しを持って行動できるようになるとともに、身の回りのことを自分で挑戦しようとする姿も見られています。食事が終わると「着替えてくる―」と自分で着替える場所に行き、着替えようとする姿が見られ、成長を感じます。その中で、自分でできるけれど、”甘えたい”という気持ちから「先生やって」と言葉にする日もあります。できるから全部自分でやらせるのではなく、甘えたい気持ちに寄り添いながら関わっていきたいと思っています。
保育者と一緒に絵本を選びに行き、読みたい絵本をベットまで運び大好きな保育者と絵本を読みながらゆったり過ごしたり入眠しています。その中で眠いけれど”まだ遊んでいたい”等の気持ちも見られることもあります。”疲れた体を休める時間”ということを伝えながら関わっていきたいと思っています。
給食では、「自分でやりたい」という気持ちからよく「○○ちゃんもやる!」「お手伝いしたい!」という声が聞こえてきます。子どもたちの声に合わせて一緒に給食を取りに行ったり自分のご飯を運んでもらったりと自分でやりたいことができる環境を整え見守っています。
食事では「これはなに?」「にんじんはいってたよ」「甘いね」等やりとりを行ったりお友だちの食べている姿に「○○食べてたね」と関心を持ちながら美味しそうに食べていますよ。
引き続き保育者やお友だちと一緒に食べる楽しさが味わえるように関わっていきたいと思います。
お話が上手になってきたそら組さん。やりとりをしながらおままごとをしたり、出来事などをお話ししてくれる時間はとても”楽しい時間”と感じています。引き続き今のそら組さんに合わせた言葉がけや見守りを心掛けていきたいと思います。