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2024.07.05

生き物との出逢い

 

ある日の朝、保育園のお部屋に1匹のクモが迷い込んでいました。見つけた子ども達は「あ!」「クモ~!!」と後ずさり。「怖い!」と表現する子もいました。じっと見つめ、興味はある様子でしたが思わぬ動きをするクモへの恐怖感もあるようですね。「大丈夫だよ」「一緒に観察してみる?」と虫カゴに入れて観察してみることにしました。

 

虫カゴに入ったクモを見つけ、見つめていますね。時々保育者と目を合わせて表情や声で発見を表現していました。

様々な体勢で色々な角度から観察する姿も見られ、『夢中で観察している』とはまさにこんな姿なのだと感じます。顔を近づけクモの動きや細部まで注目しているようでした。

 

また別の日には、朝保育者が見つけたダンゴムシを虫カゴに入れ、そっとお部屋に置いてみました。登園した子ども達は中を覗き込み「ダンゴムシ!」「とことこしてる」「くるんってなった~」と思い思いに伝えていました。

保育者が触れていると、”触れてみたい”と手を伸ばしてみる子ども達。ダンゴムシが動くたびに手を引っ込めて少しドキドキしている様子でした。一緒に触れてみると「・・・はっ!」と保育者と息を合わせ「もう1回」と挑戦。自分で触れられたことが嬉しかったようですね。

 

その後「朝、保育園の外で見つけたよ」とお話しすると、「行ってみる!」とはりきってテラスに向かいました。コンクリートと草の間にダンゴムシを沢山見つけたり、雨が降った次の日だったこともあり運よくカタツムリとの出逢いもありました。「でんでんむしむし~♪」と一人が歌い出すと他の子も歌い、いつの間にか大合唱になっていて、カタツムリを見つけた嬉しさが伝わってきました。

身近な生き物に好奇心旺盛に関わろうとする子ども達。そんな姿を大切にじっくり観察したり関わったりできるよう環境を整えていきたいと思っています。そして、さらに親しみを持つことに繋がったら素敵だなと感じています。