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2024.07.11

7月室内装飾

今回は7月の室内装飾についてお伝えします。

 

7月(文月)の装飾

~七夕~

五色(短冊)

星うつしの器

 

 

七夕は古い日本の禊ぎ(みそぎ)行事の棚機(たなばた)と織姫と彦星の伝説と中国の7月7日の「乞巧奠(きこうでん)」という行事があわさったものと言われています。乞巧奠とは、織姫にあやかり、はた織りや裁縫が上達するようにとお祈りする風習から生まれましたが、やがてはた織りだけでなく芸事や書道の上達も願うようになりました。

 

冬でも緑を保ち、まっすぐ育つ生命力にあふれた笹や竹には昔から不思議な力があると言われてきました。神聖な植物ゆえに神を宿すことができるとされ、笹や竹を川や海に飾り事流す風習には、笹や竹に穢れを持って行ってもらうという意味があります。

五色

七夕の五色の短冊は青・赤・黄・白・紫(黒)であり、青は自然の緑を表現している「木」、赤は「火」を表現、黄は大地を表現している「土」、白は地中に埋まっている金属の「金」を表現し、紫(黒)は生命を育てることを表現する「水」を表現すると言われています。つまり、この世の自然界すべてを表すのが五色です。

星映し

器に水を張り、そこに織姫(ベガ)彦星(アルタイル)の二つの星が映ると願いが成就すると信じられ、その器を星映しの器と言ったそうです。

 

(ほし組)

笹を見つけると、指差しをしながら笑顔で近づいていきます。短冊を見つけると「わ!わ!」と言いながら嬉しそうに触っていました。

少し高い位置にあった飾りにも触ろうと、腕を伸ばしていました。飾りに触ることができると、「へへっ」と嬉しそうに笑っていました。触ったときに飾りが揺れると、揺れたことに驚いて目を見開いていましたが、繰り返し触るうちに面白く感じたようで、笑顔で触り続けていました。

保育者が「笹触ってみる?」と誘うと、人差し指でツンツンとおそるおそる触り、どんな感触か確かめていました。1度触れると安心したようで、笑顔で何度も笹を触っていましたよ。

また、「ツルツルだね」と声を掛けると、「うん」と笑顔で身体を上下に揺らしながら、全身で楽しいことを伝えてくれました!

その後も様々な飾りや笹を満足するまで触って楽しんでいました。

 

 

(つき組)

笹や飾りを見つけると、「わぁ~」と言いながら階段の一番下の段に座り、下から笹と飾りを眺め始めたつき組さん。

保育者が「きれいだね」と言いながら笹や飾りを触ると、子どもたちも「きれいだね」と言いながら優しい手つきで笹や飾りを触っていました。中には、笹を触って保育者の顔を見ながら「葉っぱ!」と元気に教えてくれる姿もみられました。

短冊を指して「黄色だね」等気づいたことをつぶやく子もいました。保育者が「そうだね。黄色だね」と伝えると、嬉しそうに笑い、「こっちは赤だよ!」とさらに気づきを伝えてくれました!

笹の茎の部分が気になり触って見ると、笹全体が動いて「おぉ」と目を見開いて静かに驚く姿もありました。

 

 

(そら組)

笹に様々な色の短冊が飾られていることに気づき、「黄色だ」「赤もあるよ」と気づいたことをつぶやいていました。保育者が「黄色は『土』で、赤は『火』っていう意味だよ」と伝えると、「青は?」「白は?」とそれぞれの意味を知ろうとしていました。

 

折り紙で作られた笹飾りにも興味津々のそら組さん。保育者がそれぞれに願い事が込められていることを伝えるると壊さないようにそーっと触れる姿も見られました。また、笹に触れたときにサラサラと音がすることに気づき、「七夕さま」の歌を思い出し、笹の音を楽しむ子もいましたよ。

 

五感を使って笹飾を楽しんだそら組さん。他にも笹が活けてある酢水の匂いに気づき「すっぱーい」と驚いたり、星映しの器の水といつも使っている水道の水の冷たさの違いに気づいたりと笹飾を楽しみながら様々なことを発見できたようです。

 

各クラス、それぞれの年齢に応じて五感を使って七夕飾りを楽しめたようです。