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2024.06.22

6月室内装飾

今回は6月の室内装飾についてお伝えします。

6月(水無月)の装飾

~梅雨~

梅、紫陽花

 

 

「梅雨」に「梅」の漢字が使われた由来は、中国にあるといわれています。中国の揚子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたり、そのことから「梅」の字を使うようになったとされています。中国から伝わったときは「梅雨(つゆ)」ではなく、「梅雨(ばいう)」でした。もともとは雨によってカビが生えやすくなることから「黴雨(ばいう)」といわれていたようですが、それが転じて「梅雨(ばいう)」という字になったということです。

日本で、梅雨(つゆ)といわれるようになったのは江戸時代からといわれています。「露(つゆ)」から派生した「梅雨(つゆ)」とも、熟した梅の実が潰れることから「潰ゆ(つゆ)」とも言われています。
梅の実の成長には雨の存在が欠かせません。6月の初旬はまだ実が硬くても、下旬には収穫を終えることがほとんどです。そのため、熟して潰れる時期でもあることから「潰ゆ(つゆ)」が「梅雨(つゆ)」になったとも言われています。

 

(ほし組)

梅と紫陽花を見つけると、梅と紫陽花に指をさしながらニコニコ笑顔で近づくほし組さん。

「え!え!」と言いながら笑顔で梅を手に取って振ってみたり、2つの梅をぶつけて音を鳴らしてみたりと、感触や音を楽しんでいました。机に並べてみたり、一つずつ手で握ってみたりと、一つひとつどんな形なのか観察、研究していました。

また、床に梅が落ちると、『ゴロゴロ』と大きな音がしました。その音に気付き、はっとした表情で驚いていました。

紫陽花も保育者が「かわいいね」と触っていると、おそるおそる手を伸ばし、人差し指でツンツンと葉っぱを触っていました。触ることができて嬉しかったようで「ん!ん!」と声を出して喜んでいました!

 

 

(つき組)

玄関に行くと、梅や紫陽花が飾ってあることにすぐに気づき、「なになに?」と近づくつき組さん。

梅をじっと見ながら、握るように触って感触を確かめていました。『これは何?』というような表情で保育者の顔を見る姿もありました。「これは梅だよ。ご飯の上にのっているすっぱいのだね」と伝えると、「梅!」「すっぱ~い!」と言いながら口をすぼめて、すっぱいことを顔で表現する姿が可愛らしかったです!

また、つるつるして丸い形であることから、「ボールみたい」と呟く子もいましたよ。

紫陽花にも興味を示し、「これ何?」と保育者に聞いたり、『これはどんなお花だろう?』というような表情をしながら「お花」と呟いていました。「これは紫陽花っていう名前のお花だよ。きれいな紫色だね」と伝えると、「紫、可愛い!」と満面の笑みで言っていました。

おそるおそるといった様子で、紫陽花を指でツンツンと優しく触っていました。触ることができると、とても満足そうな表情になっていましたよ。

 

 

 

 

(そら組)

紫陽花の全体的な形が気になったようで、「丸くてかわいい」と紫陽花を優しくなでていました。散歩でよく行く宮ノ台公園にも紫陽花があったことを保育者が伝えると、お部屋に戻ってから図鑑を開いて「こっちはいっぱいお花ある!」「こっちない!」等図鑑の中の紫陽花と、玄関に飾ってある紫陽花と、宮ノ台公園にある紫陽花を思い出しながら比べる姿がありました。

片手にひとつずつ梅を持ち、梅同士をぶつけてみると、『ん?』というような表情になるそら組さん。

ぶつけたときの音や感触、振動から中に何か入っていることに気づいたようです。保育者が「中に種が入ってるんだよ」と伝えると、「え!?種!?」と驚き、梅をじっと見て種がどこにあるのか探していました。

日が経つにつれて、梅の色が変わったり、甘い匂いがすることに気づき、「ピンクになってる!」「桃の匂いだ」と、気づきを保育者に伝えたり、「誰が色変えたの?」「赤になるのかな?」と、気づきから新たな疑問や発想が生まれていました。