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2024.04.22

4月室内装飾「春野菜」

保育園では毎月玄関にその月にちなんだものを置いて観察しています。今月は春野菜のアスパラ、たけのこ、そらまめです。

「春野菜」とは、春に旬の時期を迎え、収穫される野菜のことです。鮮やかな緑色をしているものが多く、特有の苦味がある場合も多いです。苦味は春野菜自身が動物や昆虫から身を守るためにあるといわれています。

 

 

観察した子どもの様子をお伝えしたいと思います。

 

<ほし組>

野菜を手の届く位置に持っていくと興味を示してさっそく手を伸ばして触れていました。

まずは一番大きいたけのこが目に留まり、触れるとまわりの皮がチクチクしたり、触り心地や持ちづらさを感じたようで泣いて”嫌”と表現していました。

 

アスパラやそらまめは持ちやすく、しっかり握ってじっと観察したり、アスパラを振り回すと先がぐるぐると回ることに面白さを感じて、保育者と目を合わせながら”あーあー”と声をたくさん出しながら振り回して楽しんでいましたよ。

 

安心できる環境の中で満足するまで触れると、次の遊びへと移行していたほし組さんです。

 

<つき組>

「野菜見ようか」と声を掛け持って来ると、興味津々に近づき図鑑を見ながら観察をしました。

たけのこを立たせることができたり、保育者がそらまめの皮を少し剥くと中に豆が入っていることに気が付き、自分で皮を剥いて豆を取り出し嬉しそうな表情を浮かべる子もいましたよ。

 

アスパラに触れているとポキポキと折れることに気が付き、面白さを感じてアスパラを細かくする子、そらまめがお気に入りでずっと手に握りしめて歩いている子等、それぞれ興味を持った野菜に夢中になって働きかけています。その後、フライパンに野菜を入れて料理に見立てる様子も。保育者とおままごとのやりとりで”ぱっぱっ”と調味料を入れると、保育者と目を合わせ満足そうな様子も見られました。

 

 

<そら組>

給食でアスパラの入った料理が出た時に「アスパラだね」等やりとりをしていると、「玄関にあるね」「ママとみたよ」など伝えてくれる子もいました。去年から毎月観察をしていたので「あとでみようね」と声を掛けると表情が変わり「うん!みたい」と楽しみにしている子もいました。

そら組さんの観察する順番がくると「みる!!」「やったー!!」ととっても嬉しそうな様子が見られました。

冷蔵庫に保存していた野菜を出すと「冷たいね」と冷たさを感じたり、たけのこの皮を剥き、剥いたたけのこの皮を触り「ふさふさしてる」と感触を楽しむ子、においを嗅いでみる子、おままごとの包丁を持ってきて切ってみたり…一人ひとりやりたいように図鑑を見ながら観察していました。

 

そらまめを包丁で切ろうとしましたが固くて中々切れず…。自分で挑戦したあと「できない」と保育者に助けを求め一緒に切ることで満足そうな表情が見られましたよ。

自分で剥いたそらまめを大事に握りしめ、お鍋に入れて料理へと発展していました。