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2024.03.06

3月の室内装飾『ひな祭り』

 

 

3月3日はひな祭りでしたね。室内装飾として玄関に桃の花、雛人形、ひなあられを飾りました。

五節句の一つで、「桃の節句」ともいい、女の子の成長や幸福を願うお祭りです。平安時代に行われていた着せ替え人形で遊ぶ「ひいな遊び」と、奈良時代から行われていた紙人形を自分の災いの身代わりにして流すという「流しびな」の風習が結びついて、ひなまつりに発展したようです。その後、室町時代になると紙人形ではなくひな人形を飾って、お祝いするようになりました。この行事が江戸中期ごろには武家社会や裕福な商家などへも広まり人形も豪華のものになっていきました。

 

 

玄関に飾ってある折り紙の雛人形に気付いた子ども達は、興味津々に覗き込んでいました。「〇〇ちゃんのお家にもあるよ!」「お雛様とお内裏様だよね」「お顔は大事だから触らないの」とお話しする子もいました。ご家庭での保護者の方とのやり取りの中で大切に扱う物として子ども達なりに感じ取っている様子がうかがえました。保育者がひなまつりの歌を口ずさむと「もう1回!」と伝えながら歌に親しむ姿も見られていましたよ。

 

桃の花を見つめる表情もとっても素敵ですね。ひなまつりの絵本に同じ桃の花やひなあられを見つけ「いっしょだね」と発見を楽しみました。

 

3月1日はひなまつりにちなんだ行事食で、給食にはひなちらし、三色お浸し、すまし汁、おやつは桃といちごのゼリーでした。

 

給食をお部屋に運ぶと「ちらしずしだ~!」と嬉しそうな表情を浮かべていました。絵本コーナーから『ちらしずし』の絵本を持ってきて表紙のちらしずしと見比べてみる子がいました。「たまごとー、のりとー…」と知っている食材の名前をお話ししています。見た目も鮮やかで楽しい気持ちになりますね。「食べたくなっちゃった~!!」と食事への意欲が大きくなっている様子でした。

「おいしいね」「たのしいね」と言葉や表情でやり取りしながら嬉しい食事の時間となりました。

 

 

休日には7段の雛飾りを実際に見に出掛けたご家庭もあったようです。実物を見たり触れたりする経験が、子ども達の興味関心の向上へと繋がっていきますね。「これ読みたい」とひなまつりの絵本を自分から開いて見る姿も多くなっていました。

 

今年度は様々な室内装飾を通し、日本の伝統や文化、行事に触れる機会を持つことが出来ました。プラスの経験として繋がっていったら嬉しく思います。