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2024.03.04

3月室内装飾『ひなまつり』

3月の日本の行事といえば、『ひなまつり』ですね。

ひなまつりは中国から伝わった「五節句」のひとつ「上巳(じょうし)の節句」が

由来になっていると言われています。

中国の風習と、日本に古代から伝わる禊祓(みそぎはらい)の風習が混じり合い、

日本ならではの節句となりました。

古来は水に流していたひな人形ですが、次第に「飾ること」で厄を祓う形へ変化していきました。

ひな人形飾りには子どもの健康と幸せを願う両親の祈りが込められています。

*菱餅(ひしもち)

菱餅の特徴的な形である菱形は、菱の実が原型とされています。

古来より、固いとげで覆われている菱の実には魔除けの力があると考えられており、

その魔除けの力を込めようと菱の実を模した菱形になったそうです。

また、菱の花の強い繫殖力は、古来の人々に子孫繁栄を連想させたともいわれています。

これらの理由から、菱の実の形を模した菱餅は縁起物と扱われ、

魔除けや無病息災、子宝を願うひな祭りに食べられるようになりました。

 

    

2月の誕生会では、ひな祭りについて子どもたちと話をしました。

展示していた写真や絵本を見て、「この人は何してるんだろう?」

「太鼓を持っているから歌を歌う人じゃない?」

「ひなあられも菱餅もピンク・白・緑だね」と気になったことや気づいたことを

言葉で伝え合う姿が見られました。

誕生会が終わると、「ひな人形を飾りたい!」と言う子を中心に製作が始まり、

牛乳パックを飾り台のように繋げると画用紙や紙をちぎって飾りつけ、

牛乳パックの模様が見えなくなるように工夫していました。

おびなとめびな、三人官女に五人囃子と人形の数を数えながら人形を作り、飾っていました。

写真と絵本から、「この人形は何か持っているよ」「それも作ろう」と人形が持っている

道具やひな飾りの料理なども意味を調べながら、飾りつけすることを楽しんでいました。

  

日本の伝統的な行事に触れたことをきっかけに、

子どもたちの製作意欲が沸き、にじ組特製のひな人形が完成しました。

子どもたちの試行錯誤したポイントが沢山詰まっていましたよ。