2024.03.02
3月玄関装飾
3月3日は、女の子の健やかな成長と健康を願う「桃の節句」の行事、ひなまつりです。
「桃の節句」と言われるようになったのは、旧暦の3月3日ごろに桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果をもつと
信じられていたことに由来しています。
ひなまつりに用意する食べ物はいろいろありますが、今回は、ひし餅を飾りました。
ひし餅の菱形は、水面に拡がって繁る食物のヒシに由来しています。
餅の色には、桃色は「魔除け」白色は「清浄」緑色は「健康」と意味があり
女の子の健やかな成長と豊かな人生が続いていきますようにとの願いが込められています。
ひな人形をみると、大切な物だと感じたようで指をさすものの触れずに見つめていました。
「お!」と声をあげながら見ていましたよ。
「ひし餅だよ」と保育者が伝えると「おもち!おもち!」と言ったり、じっくり触って菱形を確かめていました。
菜の花を触り、「はっぱ!」と伝えたり桃の花の香りを嗅いで「いいにおい!」と伝える姿も。
ひなまつりの絵本も大好きで、よく見ています。「げんかん!」と、玄関に飾ってあることを指をさし話していますよ。
ひな人形の被り物や持っている物に興味をもち、「何かもってる!」「これなに?」と保育者に尋ねながら
じっくり見つめていました。
はじめは「これはだれ?」「こっちは?」と名前を聞いていましたが、保育者とやりとりするうちに覚えたようで
「おだいり様とおひな様だよ」と自分からお話してくれるようになりました。
ひし餅を触ったり匂いを嗅いでみて、興味津々の子どもたち。「たべれるの?」と聞いたり、図鑑と見比べてみる姿もありました。
”おいしいおひなさま”の絵本をみると、お花でできたお雛様を見て「おはな?」と少し不思議そうに聞いていました。
日ごろから図鑑で”ひなまつり”をみていて慣れ親しんでいた子どもたち。
お部屋にひな人形を運ぶと「おひなさまだ!やったー!」と大喜び。
「おうちにもあるんだよ!」「おうちのとお顔が違うな」と、様々なことを感じながらみていました。
菜の花や桃の花にも触れ、「うわ~!きれい!」「いいにおいするよ!」と感じたことも伝えてくれました。
ひなまつりにちなんだ絵本もお気に入りで、保育者と一緒にみたり絵本の中に出て”ひなちらし”をおままごとで再現している姿もみられました。
”うれしいひなまつり”の歌も、よく歌っていますよ。
日本には美しい伝統文化がいろいろとありますが、そういった文化に触れたり知ることを
大切にしていきたいなと思います。