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2024.02.13

☆2月室内装飾☆

例年に比べて今年は暖かい日が多いですが、それでも朝晩は冷え込みが厳しくこの時期らしい寒さを感じます。

気温差も大きいので体調にはお気を付けください。

 

 

さて、今回は2月の室内装飾についてお伝えしたいと思います。

 

2月(如月)の装飾

~節分~

福豆(煎り大豆)

ヒイラギ・豆がら

 

 

節分とは立春の前日にあたり、冬と春を分ける日でもあります。

旧暦では立春から始まる春を「新年」とし、その前日の節分を「大晦日」としていました。

大晦日に行われていた「鬼やらい」の行事と、旧暦の大晦日である節分の日が一緒になり、現在の節分の形になったようです。

豆まき

冬の寒さや病気などの邪気(鬼)を、神聖なもの(豆)で退治するという意味で行われてきました。

福豆(煎り大豆):古くから、豆には穀物の霊が宿り悪霊(鬼)が恐れる不思議な力があるとされています。

ヒイラギ:古くから松葉や柊のようにとがったものには魔除けや厄除けの力があると信じられ、鬼が苦手なものとされています。

豆がら:大豆のカラになります。豆がらのカラカラという音で鬼を払うと

言われています。

 

 

 

 

(ほし組)

  

真っ先に大豆が目に入ったようで近づくとすぐ手を伸ばしていたほし組さん。

触ると大豆の皮が剥けてすべり落ち「っちたー(おちたー)」と言っていました。手全体で握る子もいれば、指先でつまんでいる子もいました。ある程度大豆を触って満足すると柊の存在に気付いていましたよ。勢いよく握って触ろうとしていたので「チクチク痛いよ」と声を掛けると「え!?」とびっくりしたような表情になり、触るのに慎重になっていました。そんな姿を見て言葉の理解が進んでいるのを感じます。

(つき組)

 

「お豆見に行く」と何度も見に行っては触り心地や豆同士がぶつかる音を聞いて楽しんでいました。保育者が匂いを嗅いでいると「いいにおーい」「チョコの匂いがする」と話していました。大豆の甘い匂いと香ばしい匂いがチョコレートのイメージと繋がったのかもしれません。

 

 

鬼の折り紙も気に入ったようで「鬼さんお豆食べて」と食べさせたり、どうなっているのか観察したりしていました。

そこで、鬼さんは柊のトゲと大豆のカラの音が苦手であることを伝えました。「チクチクいたーい」「わー!こわーい!」と言って折り紙を持って鬼になりきっていましたよ。

豆まきを楽しみにしている様子でした。「節分の日に豆まきしようね」と伝えると保育室でお手玉やフエルトを豆に見立てて「おにはーそとー!!」と投げたり、豆まきの歌を歌ったりしていました。

 

(そら組)

枡の中に入っているたくさんの大豆を見つけると、手に取って観察していました。

「ツルツルしてるね」と触った感じを説明してくれたり、よくお散歩に行く宮ノ台公園にあった紫色の実と重ねて、同じように剥き始める様子も見られました。

各自、感触を楽しんで匂いを嗅ぐと「いい匂い―」」とニコニコ笑顔に。給食に出た納豆も同じ大豆であることを伝えると「えー!?」と不思議そうにしています。その話を聞いたからか「納豆みたい」という声が聞こえました。

 

柊を触るとチクチクしたため驚いて手を引っ込めている子がいました。「鬼さん柊が苦手なんだって」と伝えると「チクチクしてるからかな?」と理由を考えていましたよ。

 

折り紙の鬼を手に取り、柊に近づけて”鬼退治”をしているようです。みんな順番に折り紙の鬼を持って鬼退治をしていました。退治すると「できた!」と満足げな笑顔を見せてくれました。

 

「豆をまいて鬼を退治する」という子どもたちにとっても身近で分かりやすい豆まきですが、室内装飾で触れることでその年齢なりに少し深く豆まきを理解できたようです。引き続き室内装飾で日本の伝統行事や文化に触れられるようにしていきたいと思います。