今週、室内遊びの一つとしてその他コーナーにストッキングを用意しました。その様子をお伝えしたいと思います。

保育者がさりげなく設置したストッキングに興味を示して「これなに？」と触れ始めた子ども達。遊び方を伝えず子ども達の様子を見守ってみました。すると足に通そうとする姿が見られていました。子ども達の中で靴下のように履くものとして繋がったようでした。

集中した表情ですね。ストッキングは伸縮性があり、子ども達も自分で挑戦しやすい素材です。履くことが出来ると嬉しそうに立ち上がったり足踏みをしたり歩いたりと、思い思いに確かめていました。

履いて十分に試すことが出来ると、今度は手に着けてみようとする姿も。パッと手を広げて「みてみて」と保育者に見せていました。ストッキングをつけた手と手同士を合わせて握手したり、「タッチ！」と子ども達同士の関わりも見られていましたよ。手をグーにしたりパーにしたりしながらストッキングの形が変化する様子もじーっと見つめていました。

こうして試す中で「手はこんな形」「足はこんな大きさ」など子ども達は自分の体の大きさや形などに気付いていきます。ロッカーや棚の中など狭い空間にすっぽりと入る姿もよく見られる姿ですが、それも体の大きさなどに気付いていく機会なのですね。何気ないアイテムが子ども達にとって育ちに必要な遊びの一つに大変身する面白さを感じました。