NEWS

お知らせ

View More

2024.01.17

1月の室内装飾

年明けから様々な出来事が起こり、不安や心配もあるかと思いますが、子どもたちが元気に登園してくれることを嬉しく思います。

 

今月はお正月にちなんで、鏡餅を飾りました。

元旦には年神様(としがみさま)という神様が、一年の幸福をもたらすために家庭にやってくるとされています。その年神様の依り代(よりしろ)となるのが鏡餅だそうです。一連のお正月行事とは、その年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうためのものになっています。また古来より、「鏡」には魂が宿るものだと信じられてきました。鏡餅の餅が丸いのは、鏡のかたちに由来する、あるいは人間の心臓の形を表していると言われています。大小2つの餅を重ねているのは「円満に年を重ねる」「縁起がいい」という意味が込められているようです。

 

子どもたちは玄関に飾ってある鏡餅を見て、「おもちがある」「みかん、のってる」と興味を示していました。そんな子どもたちと11日に鏡開きも行いました。

鏡開きとは、神様に供えていた鏡餅をさげて食べる行事のことで、昔は1月20日に行われていましたが、徳川三代将軍・家光と月命日が20日であるため、現在は、その日を避けて1月11日に行われることが多いとされています。
また、お供えから下げた餅に包丁を入れることは「切腹」を連想することから禁忌とされていたため、多くの場合は木づちや手で割られていました。しかしこの「割る」という言葉も縁起が悪いので、末広がりを意味する「開く」を使うようになったそうです。鏡開きでいただくお餅(鏡餅)は、年神様の力が込められている特別なものです。そのお餅をいただくことで、餅の持つパワーに加えて年神様のご利益をも受けられます。こうして鏡開きは、一年の無病息災を祈願する行事として親しまれ続けているようです。

 

子どもたちとお餅に触れると「かたい」と感触を確かめていました。保育者が補助をしながら鏡餅をたたいていくと、なかなか開かず、力を込めたり、何度もたたいたり一生懸命になっている姿が見られましたよ。

 

 

鏡開きが終わると、「おいしそう」とにおいを嗅いだり、「いただきます」とお友だちと一緒に食べる真似をしたりしながらお正月の行事に触れていました。

 

今回は本当には食べられていませんが、パワーやご利益を受けられたのではないかと思います。今年も大きなケガや病気にならず、元気に子どもたちと過ごしていきたいと思います。

皆さんにとって素敵な一年になりますように…☆