2023.11.18
体感を使った遊び
今週は、ほし組の様子をお伝えいたします。
ほし組では、発達に合った動きや姿勢を経験することで体幹が育まれ、体を存分に動かす心地よさを感じられるよう、クッションを取り入れました。
体幹を安定させることによって生活習慣の獲得へと繋げています。自分の体をしっかりと支え安定して座れるようになることで、靴下を履く、トイレの自立等に繋がっていきます。
子どもたちの前に出してみると、初めは手の平でポンポンと触れ“なんだろう”と確かめる姿や少し離れた場所から見つめる姿がありました。
保育者が近くで「ふわふわで気持ちいいね」とクッションに触れたり抱き締めたりしていくと“大丈夫なんだ”と安心した様子の子どもたち。
よじ登ったり、跨いだり、寝転がったり…と様々に働き掛けています。
保育者と手を繋いだり体を支えられたりしながら様々な体勢をとる中で、跨った後跳ねるように体を上下に動かしたり、上に立ってみようとしたり、仰向けにのけ反るように寝転がったりと働きかけ方がダイナミックになっています。
「タップタップ」(ジャンプ)と保育者に手を繋がれている安心感のもとジャンプに挑戦する姿も出てきていますよ。
最近では、クッションに一人でアクセスして上り下りを試す姿も見られるようになり、全身でバランスを取ろうとする姿に体幹が育まれていることが感じられます。
また体幹が育まれたことで動きが広がり、“もっと動きたい”“こんな動きをしてみよう”等体を動かす意欲にも繋がっているようです。
跨った時にちょうど足が床に着くこのクッションだからこそ、今の子どもたちの発達に合った動きが体験できているのかもしれません。
クッションは不安定なので思うような動きがとれないこともあり、もどかしさを感じる姿も出てきました。どんな動きを試してみたいのかを応答的に汲み取り、さりげなく手を添え子どもたちの達成感や意欲へと繋げていきたいと思います。
ある程度思うように体が動くようになってくるこの時期には、体を使って動くことが心地よさや喜びをもたらすような活動や環境が大切になるので、一人ひとりの発達に合わせた環境作りや関わりを引き続き重ねていきたいと思います。
体を動かすだけでなく、柔らかな触り心地の中寝転んでゆったりとできるのもこのクッションの魅力の一つです。
このクッションは、座布団を半分に折り曲げたものをタオルでくるみ、留めています。
簡単に作れるものなので是非ご家庭にあるちょうど良いサイズの物で作ってみて、お子さんと遊ぶのも素敵ですね。
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「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで
その謎が明かされてゆく…。
プライムスター保育園グループの
保育ショートムービー第二弾!
♡ハートの種明かし♡
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