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2023.07.25

絵本について

保育室の環境の1つに絵本コーナーがあります。昔から愛されてきた絵本やベストセラーには、心地良い響きの音や馴染みやすく美しいイラスト等素敵なポイントがたくさん詰まっているため、福音館や偕成社等の1960~1970年代のもの、そして各クラスの発達や子どもの興味のあるものに合わせて絵本を設置しています。

 

〇ほし組

絵本コーナーにハイハイで向かい手を伸ばす姿が見られ、パラパラと絵本をめくることを楽しんでいます。

子どもが興味を持ったタイミングで保育者が寄り添い絵本を読んでみると、保育者がゆっくりと読んでいく声に反応し、絵と保育者の表情を交互に見ながら親しんでいます。特に繰り返しのフレーズや”いないいないばあっ!”などのなじみのあるフレーズには保育者と顔を合わせ笑顔を見せることも。保育者の優しい声やフレーズに心地よさを感じたり、絵本を通してスキンシップを楽しんでいるのですね。

 

〇つき組

自分のお気に入りの絵本があり、「よんで!」と保育者の所へ持ってきてくれます。簡単なフレーズを保育者と一緒に言ってみたり知っている絵や写真を指差しして名前を言ってみたりと、発達に伴い言葉でのやりとりも増えてきました。絵本を通して保育者と一緒にやりとりしたり、満足するまで読んでもらうことに心地よさを感じているようです。また、図鑑も大好きで普段目にしている食材を探したり、「アリさん、どこかなー?」「ちょうちょ、いたね。」等々興味を持って見ています。自分が見たり経験したことと結び付きやすいのでしょうね。

最近は身の回りの物は”全部自分の!”という発達段階になってきたため、絵本や図鑑の取り合いで満足に読めなくなる等のトラブルに繋がらないよう、同じものを複数設置しています。物が保証され、安心して見られるスペースが確保されていると、満足するまでじっくり見ることができます。それによって「いっしょだねー!」と近くで同じ絵本や図鑑を見ている子と顔を見合わせ笑いあう姿も見られます。

 

〇そら組

「しろちゃんはクモに糸でぐるぐるにされました。たいへんだ…」と繰り返し読んだ絵本のフレーズを覚え自分なりに物語を声に出して読んでみたり、「これはなんて書いてあるの?」と絵本に書いてあるひらがなにも興味を持つ子も出てきました。また、ごっこ遊び中に「ねんねするなら絵本読んであげるね」とお友だちや赤ちゃん人形に読み聞かせをする姿も…。0,1歳児の時と違う絵本の親しみ方に、成長を感じますね。

そして最近は、友達の側でそれぞれ読みたい絵本を読んだり「一緒に見ていい?」と聞いて一緒に読む姿も見られます。相手を受け入れたり友達が近くにいても安心して見れる気持ちになれるのは、自分の遊びを十分保障した積み重ねがあるからだと思います。「みてみて」「ほんとだ!」とやりとりする姿に心が温まります。しかし、一緒に見ているようでそれぞれ別のものに興味を持っていたり、「今○○ちゃん(自分)が使ってるからダメ!」と思いが合致しないことも多々あります。まだまだ並行遊びの段階なので、友達と心地よく過ごせる経験が積み重なるよう、様子を見て保育者が仲立ちし、双方の思いを受け止め代弁するなどの関りを丁寧に行っています。

 

絵本だけでもこれだけ親しみ方に違いがあることが分かりますね。子どもの育ちにおいて、絵本も子どもたちにとって大事な”あそび”の一つとして、今の子どもたちの発達に合わせた環境設定や関わりを丁寧に行っていきたいと思います。

ご家庭でもぜひ、お子さんと一緒に絵本に触れる機会を作ってみてはいかかでしょうか。

 

      

 

「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく

 

プライムスター保育園グループの

保育ショートムービー第二弾!

 

 

ハートの種明かし

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