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2023.06.16

☆排泄☆

 

さて、今回はオムツ替えやトイレといった排泄についてお伝えしたいと思います。

 

排泄の自立は0歳児の頃からの「不快を快にする(おむつが濡れたら替える)」ことの日々の積み重ねから始まっています。そのため、そばにいる大人が子どもの不快にすぐに気が付き「不快を快にする」ことが重要です。その日々の積み重ねによって不快センサー(気持ち悪いと感じること)が育ちます。

中には、不快であると気付けない子どももいます。それは「不快(おむつが濡れたままになっている)」であることが常態化しており不快センサーが鈍く働かなくなります。「快(清潔)」であることが当たり前であり、不快センサーがきちんと働いていることは排泄の自立に向けての大切な感覚です。

 

「快であることが当たり前」を獲得した子どもは不快を回避するために、尿や便がでる前に「出る」という予告をするようになります。その時に大人が、オムツでするよりパンツを履いてトイレですることの方が気持ち良いということを提案していくようにしています。

 

 

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トイレの環境も大切です。足が床に届かない、便器におしりが落ちそうというトイレでは排泄しにくいため、大人用の便器に取り付けるような補助便座よりも、床にしっかり足が付き、移動もできるオマルはおすすめです。また、清潔で外との温度差がない大人でも行きたいと思える場所であるとより子どもも利用しやすいトイレ環境になります。

 

 

(ほし組)

月齢の高い子は、オムツが汚れるとオマルのところまで行ってオマルを指さしたり、オムツを触ったりして教えてくれます。「おしっこ出たね」「気持ち悪いね」と子どもが感じている不快な気持ちに共感し、すぐオムツを替えて不快を快にしています。

月齢の低い子は、オムツが濡れるとすぐに泣いて教えてくれ、オムツを替えるために汚れたオムツを外した瞬間に泣き止み、すっきりした表情を見せてくれます。「スッキリしたね」「キレイになって気持ち良いね」と保育者が声を掛けると笑顔を返してくれています。また、おしっこがたまった不快感を感じ、オムツが濡れる前から泣いて教えてくれることも多く、濡れたオムツをすぐに交換することの大切さを感じさせてくれます。

 

言葉で「スッキリした」などと言ったりはしませんが嬉しそうに声を出して笑っているのを見ると快になった喜びを感じているのだと実感します。

 

 

(つき組)

まずは一人一人の排尿感覚を知るところから始めました。

排泄したらすぐオムツを替えたり、オムツが汚れた不快感からでるサインを見つけたりすることで少しづつ把握できるようになりました。また、その積み重ねにより子どもの方から「おしっこ」と言うなど、子どもたちそれぞれの方法で保育者に伝えてくれる姿が多くなりました。

 

つき組にはオマルが置いてあり自ら座ったり、自分の赤ちゃん人形をを座らせたりすることがあります。

 

 

 

(そら組)

オムツが汚れるとオムツを触ったりソワソワする姿はこれまでも多く見られていましたが、最近では「おしっこでた」と伝えたり保育者の所に自分のオムツを持っていくように変化してきています。また、オムツが汚れていなくても「そろそろ出そうだから座ってみない?」と提案するとトイレに座ろうとする姿もありますよ。

 

遊びに集中しているときオムツ替えに誘うと「これ終わってから行く」「これ持っていく」と遊びたい気持ちに折り合いをつけてキリよく納得した上で行っています。

替え終わると「スッキリした」と気持ちよさそうな表情になっています。その際は不快から快になった嬉しさや喜びに共感し寄り添います。

 

 

 

 

今後も子ども一人一人のペースに合わせて進めていき、排泄の自立に向けて援助していけたらと思います。