2023.04.24
☆4月室内装飾☆
4月(卯月)の装飾
~穀雨~
旬の野菜:筍 アスパラガス スナップエンドウ
季節の花:オオツルボ アマドコロ
4月20日から5月5日の立夏までが穀雨と呼ばれます。春も終わりかけ、霜の心配の無くなるこの時期になると、柔らかく暖かな雨が降り、田畑を潤します。変化の多かった気候も安定し、種まきや田植えなどの農作業が本格的に始まる時期でもあります。
穀雨が終わると暦の上では夏になる「立夏」となります。
(ほし組)
あまり見慣れない、触れることもほとんどないような野菜や花が展示されている室内装飾に戸惑い、近くまで行くと嫌そうな表情をしていました。少し離れた場所から見ているうちに興味が出てきたのか手を伸ばし始めたので、スナップエンドウを渡してみるとそーっと握ってくれましたよ。その後、花にも触って見ようと手を伸ばしたので近づけてみると恐る恐る触れていました。「きれいだね」「ふわふわだね」と声を掛けるとチョンチョンとたくさん触っていました。
(つき組)
ざるに乗っている野菜が真っ先に気になり「これは?」と聞く姿が見られました。
「アスパラガスだよ。この前給食で食べたね。」「たけのこご飯のたけのこだよ」と行事食の時に食べたことを話すとモグモグと食べる真似をしていました。給食で食べたたけのこと見た目が違っていたためか、不思議そうに眺める子もしました。
中には、なかなか触れようとしない子もいましたが、保育者が「触ってみる?つるつるだよ」「たけのこの皮フワフワで気持ちいいよ」と提案すると、安心したのか手を伸ばす姿が見られました。
絵本コーナーに植物図鑑がありいつもよく見ているので、興味を持ち観察し触ったりしていました。葉っぱに興味があり、園庭でもよく葉っぱを集めているので、大きくて白い模様のあるアマドコロの葉を指さして「はっぱ!はっぱ!」と嬉しそうに伝えてくれる姿もありました。
(そら組)
興味津々に近づいていくそら組さん。
大きなたけのこに驚きながら持ち上げたり、粘土を細長くするようにアスパラガスをコロコロしたり、両手いっぱいにスナップエンドウをのせて鼻に近づけて匂いを嗅いだりと様々な姿が見られました。
たけのこの形から大根を連想したようで「だいこんだね」と話す子がいました。「にているけど、これはたけのこなんだよ」と伝えると「本当に?」と不思議そうな様子でした。自分が食べて知っているたけのこと皮付きの生のたけのこの姿が違いすぎたようです。
スナップエンドウの中には、豆が入っていることを伝えると本当に豆があるかどうか、触って確かめていました。中に入った豆の形が分かると「おまめ!おまめ!」と発見を喜んでいました。その日に出た給食の大豆を思い出し「これ今日あったね。おいしい、おいしい」と教えてくれる子もいましたよ。
これからも毎月、その季節や伝統行事に応じたものを展示していきます。
その際は保護者の方もお子さんと一緒に見て話をしてみて下さいね!