2023.04.24
4月室内装飾「春野菜」
今回は毎月玄関に飾る装飾についてお伝えしたいと思います。
「春野菜」とは、春に旬の時期を迎え、収穫される野菜のことです。鮮やかな緑色をしているものが多く、特有の苦味がある場合
も多いです。苦味は春野菜自身が動物や昆虫から身を守るためにあるといわれています。
今年はたけのこ、そらまめ、アスパラガスを飾ってみました。
保育園では毎月季節や日本の文化、伝統行事に合わせたものを玄関に飾っています。
しばらく飾った後は、順番にクラスに持ち寄って近くでじっくりと観察したり、実際に手で触れて親しむ時間を設けています。
また、月に一度行事食もあり、たけのこやアスパラガスも行事食の日に味わいました。
視覚・触覚・嗅覚・味覚・聴覚の五感を使って季節の物や伝統行事に触れ親しんでもらえることをねらいとしています。
発達によって親しみ方に違いが見られます。
ほし組さんは保育者が手にもって近づけると目を丸くしてじっと見ています。
「アスパラだよ」など安心できるよう言葉を添えながら一緒に観察していると、手を伸ばし握る姿も見られましたよ。
つき組さんは装飾を持ってくると興味を持って集まってきます。
握ったりなでたりして確かめながら観察しています。十分子どもたちで親しんだのを確認してから「そらまめさんむいてみようか」
と一緒に皮をむいていくと中から豆が！「まーめ！！」と夢中になって取り出し、嬉しそうに保育者に見せていました。
また、隣にいた子が持っているそらまめが鼻のあたりにくると、顔をしかめていた子も。そらまめの独特な匂いを感じ取ったの
でしょうね。
そら組さんは去年観察した経験もあり、「たけのこだ！」と保育者やお友だちと会話をかわしながら触れていきます。
そらまめの皮の中に豆があることも覚えており、「むいてみる」と期待を胸に手でむいてみようとしたり包丁を持ってきて切って
みようとする姿がありました。出てきた豆は鍋があるところへ持っていき料理する姿も。
道具も使い試行錯誤しながら働きかけようとする様子は、今までの経験が積み重なって見られる姿だなと感じますね。
飾った翌日の送迎時、「あ、たけのこ飾ってあるよ」と保護者の抱っこで一緒に見ている姿がありました。
ぜひお子さんと一緒に目に留め、親しんでもらえたらと思います！
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