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2023.04.15

4月室内装飾『清明』

 

 

毎月、保育園の玄関に日本に昔から伝わる行事にちなんだものや、季節ごとの自然物などを展示します。日本ならではの季節や伝統行事等に室内装飾を通して親しむことや、実際に本物に触れることで五感を使い感性や感覚を育むことをねらいとしています。

 

4月の室内装飾は『清明』をテーマに装飾しています。『清明(せいめい)』とは春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものです。春は万物が若返り、清々しく明るく美しい季節ですね。そんな季節の旬のたけのことそらまめを飾りました。

 

子ども達が観察したり、触れてみる時間を設けました。初めて見る大きなたけのこに少し驚いたような表情のそら組のお友だちです。大人が見ても迫力を感じますね。まずはそらまめから触れていました。見つめたり握ったり思い思いに確かめています。

「大きなタケノコだね」と保育者が触れていると、興味を持ちゆっくりと手を伸ばし始めました。保育者が触れている姿を見て『大丈夫かもしれない』『触れてみたいな』と、初めての物に対する不安よりも興味が大きくなった瞬間でした。優しく撫でるように触れると、たけのこのふさふさした毛のような感触を感じ取っているようでした。「けばけばしているね」と共感しながら関わりました。他にも、抱きかかえるように重さを感じ取っている姿も見られていましたよ。

こうした本物に触れることでしか得られない心の動きや発見の一つひとつに丁寧に寄り添いながら一緒に感じ取っていけたらと思っています。送迎の際にも是非お子様と一緒に触れてご覧になってみて下さいね。