2023.03.18
【ほし組】赤ちゃん
今週はほし組の子どもたちの様子をご紹介します。
大人の模倣を楽しむ姿は以前よりありましたが、加えて「自分の」という所有の意識が明確になり、物や場所に愛着を持つ気持ちが育ってきたことで、自分の赤ちゃんを大切にしようとする姿が増えてきました。
誰かが自分の赤ちゃんに触れていると「私の!」と声を上げるほど、愛着と親しみを感じているようです。
「あかちゃん」と呼びながら抱っこをしたり、スタイを付けてあげようとしたり、保育者と一緒に「おはよう」と声をかけたり、自分がいつもしていることや、してもらっていることをあそびの中で再現しながら関わっています。
「んぶ!」と言いながら赤ちゃんのおんぶ紐を保育者のもとへ持ってきて、「赤ちゃんをおんぶしたい」と伝えてくれることもあります。
保育者の背中にくっついている時の幸せな気持ちや経験を思い出し、「自分も」と大人の模倣をしようとしている姿に寄り添いながら、「赤ちゃん、一緒に居られて嬉しそうだね」と言葉を投げかけています。
同じように赤ちゃんをおんぶしている子どもと目を合わせて、「いっしょ!」と笑い合う姿もありますよ。
赤ちゃんをおんぶしながら「トントン…」と包丁で食材を切っている姿は、ちいさな保護者のようでとても可愛らしいです。
午睡の時間、赤ちゃんと一緒に寝たいと保育者に伝える姿もあります。
思いを受け止めて隣に赤ちゃんを寝かせると、満たされた様子で寝入っています。
保育者の模倣をしてオムツ替えマットを拭く姿も見られていたので、排泄の場面の再現に繋がるよう、赤ちゃん用のオムツ替えマットも用意しました。
「赤ちゃんもおしっこ出たかな」と保育者がマットの上に赤ちゃんを寝かせたことがきっかけとなり、ズボンを脱がせたり、おしりふきで「ふきふき」と体を拭く姿が見られるようになりました。
自分がいつも座っているおまるに座らせて、嬉しそうに一緒に排泄をする場面もあります。
バランスを取りにくい部分は保育者が手伝い、「赤ちゃんも一緒で嬉しいね」と共感しながら見守っています。
自我が明確になり他者を意識するようになるこの時期は、信頼する大人とのやり取りを模倣して、第三者と関わろうとする姿が増えていきます。
赤ちゃんと一緒に遊んだり、生活を再現したりするあそびは、「第三者とどう信頼関係を築いていくか」という人間関係の基礎を育むと共に、「憧れている大人と同じことをしたい」という自己実現の欲求も満たしていく大切なものです。
子どもたちが愛着と親しみを持って大切にしている赤ちゃんを、私たち保育者も大切にしていきながら、引き続き見守っていきたいと思います。
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「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
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♡ハートの種明かし♡