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2023.03.06

3月室内装飾【ひなまつり】

 

今週は3月の室内装飾“ひなまつり”について紹介します。

 

ひな祭りの由来は平安時代までさかのぼります。その当時、紙でつくった人形に自分の穢れを移して水に流し、厄を祓う「流し雛」という儀式がありました。この「ひな遊び」と「流し雛」が合体し、現在のような人形が飾られるようになったそうです。
また、なぜ3月3日かと言うと、江戸時代に制定された「五節句」の一つ「上巳(じょうし)の節句」で先の厄払いの行事が行われていましたが、上巳の節句の時期にちょうど魔除けの木として親しまれていた桃の花が咲いていたことから、上巳の節句=桃の節句と呼ばれるようになり、女の子のお祭りとして認知されていったと言われています。ひなあられにはピンク、白、緑の色があり、この色にはそれぞれ意味があります。ピンク…生命、白…雪の大地、緑…木々の芽吹きという意味が込められています。この3色のひなあられを食べることで、自然のエネルギーを得て元気で丈夫に育つとされているそうです。

保育園の玄関には【流し雛・ひなあられ・桃の木】を飾りました。

 

ほし組ではひなあられや桃の花に触れ、お友だちと見せ合うような姿が見られました。最近クラス内に植物図鑑を設置したこともあり植物に興味を示しているようでした。「もう少し暖かくなるとお花が咲くよ」等、子どもたちの興味に寄り添い言葉掛けをし関わっていきました。十分に触れると保育者と図鑑で桃の花を見ました。

 

つき組では散歩に出る際に玄関に行くと「お花見たい」「あれなに?」と装飾に興味を示し、保育者に伝える姿がありました。近くで観察をしたり実際に手で触れる中で桃の花の蕾に触れ「ちっちゃい」と伝えていました。「蕾だと小さいね。もう少し暖かくなったらお花が咲くかな」と丁寧に応答していきました。折り紙で作ったお内裏様とお雛様を手に取ると、お友だちが持っていたものと見合わせ「一緒だね」と伝える姿がありました。「これがお内裏様でこっちがお雛様だね」「ひな祭りは悪いものを祓ったり女の子のお祭りなんだね」と分かり易い言葉で行事についても伝え、親しみが持てるよう関わっていきました。

 

そら組では玄関に置いてある装飾に気が付くと「これ誰だろう?」「鬼退治の豆?」「ピンクの可愛いお花もあるよ」と子ども同士で会話をし、装飾に触れながら伝え合う姿が見られました。それぞれの名称やひなあられはひな祭りの際に食べるものということを伝え、「3月3日はひな祭りといってみんなが元気に幸せに過ごせますようにと願いが込められているんだよ」と行事の由来や意味について分かり易い言葉で伝えていきました。ひな人形にひなあられを食べさせるような真似をして「美味しい?元気になった?」とやりとりをするような姿が見られました。子どもたちの興味・関心がより深まるよう関わり行事に親しみを持てるよう関わっていきました。