2023.02.28
2月の室内装飾
2月の室内装飾は節分の日にちなんで、豆、ヒイラギ、イワシを飾りました。
●豆・・・鬼は邪気や厄の象徴とされ、形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられてきました。鬼を追い払う大豆は、五穀の中でも穀霊が宿るといわれるそうです。
●ヒイラギ、イワシ・・・鬼は、鰯(いわし)の生臭い臭いと、柊(ひいらぎ)の痛いトゲが大の苦手とされています。そこで、鰯の頭を焼いて臭いを強くしたものを柊の枝に刺し、それを玄関先にとりつけて、鬼が入ってこないようにする風習があります。
邪気や悪いものを落として新しい年に幸運を呼び込む節分の豆まきですが、子ども達には中々理解が難しいものです。鬼は実際に目の前にいるのではなく人の心に棲むと言われています。節分の豆まきによって自分の心の中の鬼を追い出し、邪気を払い、無病息災で過ごすことができると言われています。
小さな豆を器用につまんで観察しています。「おまめ!」と保育者に伝えたり、保育者の声に耳を傾け「鬼は外!福は内!」とお話しする様子も見られていました。
ヒイラギに興味を持った子は「チクチク」「痛いね」とトゲに気づいて表現していました。ヒイラギにゆっくり触れ、ハッと保育者と息を合わせるやり取りを楽しむ様子も見られていました。
イワシ(煮干し)の観察では、力を加えると割れることに気づき何度も確かめてみる子や、触れた手から匂いがすることに気づく子もいました。声や動きや表情などから子どもたちがどんなことを感じ取っているか汲み取りながらやり取りをしています。発見を共有できることが子どもたちの満足感に繋がっているのですね。
この日の給食とおやつは節分にちなんだ行事食でした。大きな口で恵方巻やおやつのお豆を食べる子ども達。「おいしいね」と大満足でした。
節分の装飾に触れる中で、『子どもに言うことを聞いてもらうための怖い鬼』が出てくる日ではなく、適切な認識で子ども達と節分について触れる機会を持つことができました。日本の文化や伝統についての理解は難しいものもありますが、子どもたちなりに感じ取れるような関りができたらと思っています。
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「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで
その謎が明かされてゆく…。
プライムスター保育園グループの
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