NEWS

お知らせ

View More

2023.02.20

☆2月 室内装飾☆

今年度も残りあと2か月を切りましたね。

 

さて、今回は2月の室内装飾についてお伝えします!

 

2月(如月)の装飾

~節分~

福豆(煎り大豆)

ヒイラギ・豆がら・鰯

 

 

節分とは立春の前日にあたり、冬と春を分ける日でもあります。

旧暦では立春から始まる春を「新年」とし、その前日の節分を「大晦日」としていました。

大晦日に行われていた「鬼やらい」の行事と、旧暦の大晦日である節分の日が一緒になり、現在の節分の形になったようです。

豆まき

冬の寒さや病気などの邪気(鬼)を、神聖なもの(豆)で退治するという意味で行われてきました。

福豆(煎り大豆):古くから、豆には穀物の霊が宿り悪霊(鬼)が恐れる不思議な力があるとされています。

ヒイラギ:古くから松葉や柊のようにとがったものには魔除けや厄除けの力があると信じられ、鬼が苦手なものとされています。

豆がら:大豆のカラになります。豆がらのカラカラという音で鬼を払うと

言われています。

鰯:鰯の生臭い匂いは鬼が苦手なものといわれており、柊と一緒に鬼除けとして飾られます。

 

 

(ほし組)

 

 

ドアが開いていてそこから室内装飾が見えると興味津々で近くに来ていました。

真っ先に興味を示していたのは福豆でした。指先で触る子・手で鷲掴みする子それぞれ触り方が違っていましたよ。

触っているうちに皮が剥けることに気づいて皮を剥いていました。豆を落とさないよう皮を剥くことに真剣な表情でした。

 

「葉っぱチクチクだね」と保育者が言うと葉っぱを触りチクチクした感触がして手を引っ込めていました。

「チクチクしてびっくりしたね」と声を掛けるとうなずいていました。

 

 

 

 

「ここ見てお魚いるよ」と伝えると手を伸ばして触っていました。

 

(つき組)

 

 

福豆を見て「おまめだ」とつぶやき触ったり皮を剥いたりしていました。スルッと皮が剥ける感触が面白くて繰り返し剥いていました。

 

ヒイラギの先に鰯がついていて「おさかなだ」と言っていました。魚の尾びれの部分だけで魚だと気づいたようです。

 

   

 

その日のおやつにきな粉大豆が出ました。ほとんどの子が「おいしい!」と食べていましたが、福豆とおやつの大豆は結びつかなかったようで、「おやつにこのお豆でたね」と保育者が声を掛けても、みんな「え?そうなの?」という反応でした。

 

 

 

 

(そら組)

  

 

節分が近づきスーパーなどに行った際、福豆を目にする機会があったようですぐに「おにはそとのまめだ」と言っていました。

 

手で持ってみると皮が剥けることに気づき「むけた」と次々に剝いてみる姿が見られました。

 

そんな中「たまねぎみたい」という声が聞こえました。先日行ったカレー作りで玉ねぎの皮を剥いていたのを思い出したようです。あの玉ねぎのパリパリした皮の感じと、福豆についている皮のパリパリした感じが似ていたようです。五感を使って様々なものを理解しているのを感じました。

「この間、玉ねぎの皮も剥いたね。同じだね」と声を掛けると「おなじだけどおまめのほうがちいさいね」と大きさの違いにも気づいていたようです。

 

 

  

 

「なんでチクチクなの?」「なんでおさかなついてるの?」などと疑問が出てきたようで保育者に聞いていましたよ。「鬼さんはそれが嫌いなんだって」と簡単に理由を説明すると「そうなんだ。これならおにさんこないね」と友だちと話していました。

 

「このさかな いわし?」という友だちに対して「まぐろじゃない?」「サーモンじゃない?」と恐らくお寿司屋さんで食べたり見たことのある魚の名前が出てきましたよ。

 

 

年度初めのころは飾ってある室内装飾を触っておしまいでしたが、今ではよく観察したり疑問を持ったりするようになりました。この経験の積み重ねが、将来的な伝統行事への関心や、四季の移り変わりへの興味につながっていきます。