【そら組】構成遊び

2022.12.19

これらの写真はそら組の子ども達が春から夏頃、積み木で組み立てた物です。「お家」「テレビ」などイメージを膨らませ、自由な発想の中組み立てたり、見立てたりして表現する姿が見られていました。

最初からこのような姿が見られていた訳ではありません。０歳、１歳の頃から手に持ってみる、手の平の上で確かめる、とりあえず並べてみる・・・といった姿から指先の発達に伴い、つまんで複数個積み上げるという姿も見られるようになりました。

又、積み上げた物を『壊す』ということも十分に経験してきました。ガシャーン！と音を立てて壊れる様子や変化していく様子から子ども達なりに何か感じ取っているようです。繰り返していく中で積み上げる高さや重さなどによって壊れ方にも違いがあることにも気づく姿がありました。新しい創造は破壊があって生まれるということを子ども達の姿から感じました。次第に、壊すことより組み立てる楽しさに気付いていきました。

立体の構造物を組み立てる構成遊びの一つである積み木は、五感を使って様々なことを獲得できる遊びです。同じ形を探したり、どのように積むとどんな形になるのか、どこに何を置くと崩れにくいかなど規則性や仕組みをに気づいたり、失敗も成功もない自由な発想や表現を楽しんだり・・・。時には思い描いているものが上手くできないと葛藤したり修正したりしながら試行錯誤しています。イメージに沿ったものができた達成感や、さらにこうしてみようという向上心も育まれていきますね。

最近では、自分のスペースのように積み木で囲いを作りながら、お部屋に設置してある全ての積み木を使って組立てたり、建物のように創造したりしています。十分に数が確保された積み木でも数が足りなくなることもあります。イメージに沿って、丈夫に、そして必要な数でできる工夫もこれから生まれていきそうですね。子ども達の新たな発見が楽しみです。