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2022.12.10

【そら組】カブトムシの幼虫

今週はそら組の子どもたちの様子をご紹介します。

そら組では、保護者の方のご厚意でカブトムシの幼虫を譲っていただき、10月からみんなで育てています。

初めて幼虫を見たという子どもが多く、大興奮で眺める姿もあれば、見慣れない生き物に驚き距離を取って恐る恐る見るなど、それぞれが感じたことを素直に表出しながら、一匹の幼虫と一緒に過ごし始めました。

第一印象はそれぞれ違いましたが、皆自分たちのクラスに迎えた幼虫に興味を持ち、保育者と一緒に繰り返し観察をしています。

 

子ども達が興味を持つ姿に合わせ、幼虫をスプーンに乗せて目の前で観察できる機会を設けています。

「茶色の毛がある」と細かいことに気付いたり、ハサミのような口の形を見て「ハサミムシみたい」と話したり、間近で観察するからこその発見を重ねています。

幼虫がうんちをする瞬間や土に潜っていく動き、土の中でじっとしている様子など、幼虫の習性や生命力を実感する様々なシーンに出会うことができ、どんどん興味が増しているようです。

幼虫になりきってテーブルの下に潜ってみたり、粘土で幼虫を作ってみたり、幼虫の存在を身近に感じ、親しみを表現する姿も増えています。

もっと知りたいという思いから、昆虫図鑑を広げて調べる姿もありました。

子ども達のそうした知的欲求を存分に満たせるよう、『うまれたよ!カブトムシ』というカブトムシの成長が分かる図鑑を用意し、子ども達の「どうして?」を一緒に考えるやり取りを大切にしながら読んでいます。

11月半ばには、子どもたちと一緒に土を入れ替えました。

「うんちが土の中にたまってきているから、新しいきれいな土に交換しようね」と話す保育者の言葉に耳を傾け、ひとりひとりがスコップで土を入れています。

  

「土が濡れている方が過ごしやすいみたいだよ」という保育者の言葉を受け、霧吹きで土に水を噴きかける経験もしました。

興味のあることだからこそ、真剣に保育者の話を聞き、楽しそうな表情で取り組んでいましたよ。

また、幼虫の成長をより具体的に実感できるよう、子ども達と一緒に定期的に定規で大きさを測っています。

お世話を始めた時は4cm程だった幼虫も、土をよく食べ、今では7cm程の大きさになりました。

 

むくむくと大きく育っていく幼虫に命の尊さを感じているのか、日ごとに子ども達の内に温かな感情が芽生えているように思います。

最近は優しく穏やかな表情で、「元気かな」「またね」と話しかけるようにもなりました。

子どもたちなりに愛着を感じ、大切にしようとしている気持ちが伝わってきますね。

 

生き物への親しみや尊ぶ気持ちに寄り添い、共感していきながら、私たち保育者も生命に対する畏敬の念を持って、子ども達と一緒に幼虫の成長を見守っていきたいと思います。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく…。

 

プライムスター保育園グループの

保育ショートムービー第二弾!

 

 

♡ハートの種明かし♡

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