2022.11.11
大好きな絵本
読書の秋ともいわれる秋。どのクラスの子どもたちも、絵本を読むことが大好きです。
今回は、各クラスの絵本を読んでいる様子についてお伝えします。
【ほし組】
好きな本を選んで、保育者の元へ”読んで”と持ってきています。
保育者の膝に座ると1対1でじっくり絵本の世界に浸っています。
最近は図鑑も人気で、指を指し保育者に物の名前を言ってほしいと伝えています。
「バスだよ」と応えると「バス!」と繰り返し発語する姿もみられるようになりました。
ゾウを見つけると「ぞうさん~」と歌いながら鼻を触っていました。
”おつきさまこんばんは”という絵本も好きで、”こんばんは”というフレーズの時には
頭をペコっとさげたり、空を見上げてお月様を探そうとする姿もあり微笑ましいです。
先日の皆既月食も、一緒に見られた方が多かったようですね!
自分でページをめくり、次のページに進んだり戻ったりして見比べている時もあります。
子どものペースや好奇心に合わせて読むことを大切にしています。
”おやさいとんとん”という絵本で食べ物が出てくると「パクパク」と言って保育者に食べさせようとしてくれました。
「おいしい!」と食べる真似をすると嬉しそうに笑っています。
絵本を通して表情豊かに関わり、やりとりを一緒に楽しんでいきたいと思います。
【つき組】
絵本の場面を言葉や身振り、表情で表現し保育者に伝えながら「もう1回!」と繰り返し見ています。
お友達が絵本を見ている時に指さしながら名称を言っていると、登場しているものを見に
集まる様子もあります。
保育者の膝で1対1でじっくり見る時もあれば、「〇〇くん一緒に見よう。」「隣あいてるよ」と誘い、
お友達と片膝ずつ座り絵本を楽しむこともありますよ。
楽しいやりとりの中で言葉を獲得していっています。
絵本のフレーズを覚えていて、その場面のページを開いて読んだり、
「このページ好きなの!」と教えてくれる子もいます。
野菜や昆虫が出てくる本を読んだことを思い出し、
昼食の時や戸外で「〇〇(本のタイトル)に出てきたね」と伝える姿があります。
戸外で花の種を見つけた時は、室内に戻り図鑑で調べてみました。
「ないね~・・」と言いながら探していましたよ。
【そら組】
お気に入りの絵本を繰り返し読んでいます。
その都度気づくことが違うので、その気づきに応答的にやりとりしています。
お友達も同じ絵本が気になる様子を見て「一緒に見よっか」と声をかける姿もあります。
数字や文字に興味も出てきているので、図鑑の索引のページを見て
「〇〇ちゃんの さ!」など自分や友達の名前の文字を探したり「ダンゴ虫は63ページだって」
と言いながら見つけています。
お友達が好きな絵本も覚えていて、登園してくると「どうぞ」と手渡す姿もありますよ。
時にはマットの上で横になりながら、ゆったりと読んでいることもあります。
ある日このページを1人の子と保育者が見ていると、次々とお友達がやってきて
5人で見始めるということがありました。
車の事故の場面を見て、「(車の)お顔がつぶれちゃってるね」「なんでだろうね?」
「危ないね~」「ここ(車の横)を通ったら危ないんじゃない?」
「(信号が)赤はダメで~、黄色もダメで~、青はいいんだよね!」と言ったお話や、
「こっちは白バイで、こっちは普通のバイク!」
「この車はなんだろう?」
等と、たくさんお話をしながら見ていました。
ほんの1部の会話ですが、1ページの場面でこんなにも話が膨らむんだなという驚きと、子どもの視点はやはり面白いなと、保育者も一緒に見ていてとても楽しく感じました。
自分の思いや気持ちを伝えたいという姿は、とても多いです。
ただ、発達段階としてまだ円滑に思いをやりとりするということは難しい時でもあります。
今は、たくさん自分の思いを伝えること、そして、いつでも聞いてくれる人がいるということが大切な時です。
子どもの姿に応じて、時には間に入り代弁をする・共感するということを心掛けています。
絵本は、子どもたちのその時の興味や関心、季節に合わせた本を用意しています。
そうすることで、遊びのなかでも絵本が活かされていき経験をつなげていけます。
お家でどんな絵本が好きなのか等、ぜひ聞かせてくださいね!
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