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2022.11.14

☆給食について☆

 

冷たい風が吹くようになり晩秋ですね。子どもたちはダンゴムシを探したり、木の実を集めたりと秋を存分に楽しんでいますよ。

 

さて、今回は当園の給食についてお伝えしたいと思います。

 

安全で、新鮮な食材で調理していることはもちろん、しっかりと栄養バランスの取れた、温かく美味しい手作りの食事を提供することはもちろんですが、何でも残さず食べる事、好き嫌いなく食べる事を目的としておらず、温かい雰囲気の中、楽しく食事することも大切にしています。

 

食べたくないというものについては、無理に勧めていませんが、保育者の温かい言葉がけの中、楽しく食事をする経験を積み重ねていくなかで、「苦手だけど、ちょっと食べてみようかな?」「食べたことないけど、食べてみようかな?」と自分から食べてみようとするようになり、大きくなるとともに、少しずつ食べられない(食べない)物が少なくなっていきます。

乳幼児期の食事の時の温かな言葉がけや関わりは、これから先の子どもたちの食へ大きく影響します。将来、食べることは楽しい・大好きになるために、今の子どもたちの食事への関りを日々積み重ねています。

 

食事中の関りの他にも、床にしっかり足がつき、職員が食事中にあれこれと動かず、子どもたちが落ち着いて食事がとれる環境をつくることで美味しく食べられることも大切にしています。また、子どもたちの使う道具の使いやすさも重要です。

 

お皿は子どもたちが掬いやすいよう、淵の高くて重いもの、スプーンは握りやすい太さのものになっており、子どもたちが使いやすいようになっています。

 

 

 

(ほし組)

   

 

ほし組さんは手づかみ食べをする子どももいれば、手づかみとスプーン両方を使って食べる子どももいます。少しづつ手づかみ食べから移行している様子が見られます。

 

 

  

スプーンの使い始めは上手く掬えなかったり、お皿が動いてしまったりしていました。経験を積み重ねていくうちに手首の動かし方が上達したり手でお皿を押さえるようになりましたよ。

初めのころは食べこぼしも多くありましたが今ではほとんどありません。

 

今までは残さず食べることがほとんどでしたが、最近では食の好みも出てきていて、苦手なものを残すようにもなりました。これも成長ですね。

 

 

 

(つき組)

保育室にある絵本「にんじん だいこん ごぼう」が好きなつき組さん。その絵本を見るようになってから給食で人参・大根・ゴボウが出ると「にんじん!」「だいこん!」「ごぼう!」と言っています。また「やさいのおなか」の絵本に出てくる南瓜や野菜を見つけると「かぼちゃ!」「キュウリ!」などど嬉しそうに言っています。

 

  

 

 

この日のメニューは納豆ご飯。

大好きな子が多いメニューですが、納豆が手につくとネバネバするのが気持ち悪くて”拭いて”と訴える姿がありました。心地よい環境で食事をとれるように、その都度手を拭いて清潔な状態で食べられるようにもしています。

 

(そら組)

 

 

 

友だちとの関りが増えて関係も深まってきていたそら組さんでは、給食の時も友だちを意識する姿が見られます。

今まで苦手だった野菜を友だちが食べているのを見て「自分も食べれる!」と挑戦したり、スプーンやフォークを正しく持っている友だちの持ち方を真似したりしていますよ。

 

  

 

「おいしいね」「シャキシャキしてるね」「ツルツルしてるね」など保育者や友だちと食材についての会話を楽しみながら食べることで、食材の匂いや食感などのおいしさの要素があることに気づけるようになってきています。

 

 

 

食事の時間は、食べるだけの時間ではありません。食事を通して子どもと大人が分かり合える大切な時間です。

これからも子どもたちと楽しく温かい関わりを意識して給食の時間を過ごしていきたいと思います!