2022.10.26
手紙を出そう【ゆめ組】
今回は、ゆめ組(5歳児クラス)で行った手紙を投函したエピソードをご紹介します。
9月下旬の朝の会をしていたときのこと。
保育室のカレンダーに書いてある、敬老の日について紹介すると
「お手紙を書いてありがとうって伝えたい」と、子どもたちから話がありました。
しかし、敬老の日までは残りわずか…。
そこで、“ありがとう”を伝えたい人に手紙を書き、ポストに投函することになりました。
「お母さんに書く」「おじいちゃんに届けたい」と誰に向けて書くのかを決めたり、
「いつもありがとうって書いた」「またあそぼうねも書いたよ」と子どもたちの言葉で、
覚えた文字を使って、伝えようとする姿が見られました。
手紙が完成した後は、このままではポストに投函しても届かず、切手が必要なことを
やり取りし、一人ひとり自分の手紙の重さをはかって、いくらの切手が必要なのかを
調べました。切手を貼り、ポストへ投函も自分で行い、「ちゃんと届きますように」とお願いする姿が
見られましたよ。
手紙を書いて、投函するだけではなく、今回のこの経験を通して切手のことを知ったり、
社会の仕組みについても少し触れられた活動となりました。
保育者側から指示をして文字を書く時間を作るのではなく、子ども自身が“書きたい”・“知りたい”という
興味や関心が高まったときに子どもたちの姿や発達に合わせた関わりをしています。
今後も、子どもたちの“こんなことがしてみたい!”という声に耳を傾けていきたいと思います。