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2022.08.23

8月の室内装飾

今月のテーマは『お盆』。

きゅうり馬、なす牛、水の子を飾りました。

 

お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。

江戸時代以前は、お盆は貴族や武士、僧侶などの上流階級の行事でしたが、

江戸時代になるとお盆の風習が庶民の間にも広まりました。

その理由は「ロウソクの普及」にあるといわれており、

仏壇や提灯に欠かせないロウソクが大量生産で安価に手に入るようになったことで、

日本全国に広がったそうです。

 

◎きゅうり馬、なす牛

きゅうりは足の速い馬に見立てられ、ご先祖様が早く帰ってくださるように迎え火の時におきます。

送り火の際は、ご先祖様に少しでも長く共に過ごして欲しいという思いから、

なすをゆっくり歩く牛に見立てています。

ご先祖様がお供物をたくさん持ち帰れるように、という意味合いもあるそうです。

 

◎水の子

「水の子」は、餓鬼道に落ちた無縁仏のお供え物です。

お盆に帰ってくるご先祖さまと同じように、すべての霊をおもてなしするという意味があります。

餓鬼とは、生前に強欲で悪いことをしたため、

死後の世界で飢えと渇きに苦しむことになった鬼のことを言います。

その喉は針のように細く、食べ物を口に入れようとすると燃えて食べられないと言われています。

水の子のきゅうりとなすが小さな賽の目に刻まれて水に浸されているのは、そんな餓鬼でも食べられるように、

という思いから由来しているそうです。

 

 

玄関に置いてあるのを見て、

「あ、これ、きゅうりが馬で、なすが牛!」

と知っていることを保護者の方とやりとりしながら登園してくる子や、

「これ、食べられそうだよね」

と水の子のお皿をじっと見つめる子など、さまざまな姿が見られましたよ。

 

 

また、ゆめ組の8月の誕生会では、お盆をテーマに子どもたちと話をしました。

その中で、“必ずしもきゅうりとなすでなくてはならないわけではない”ということを知った子どもたち。

その後すぐに、自分たちが畑で育てているピーマンを収穫しに行き、割り箸を刺してみていました。

「細くないから、ピーマンは牛かなぁ」

と話したり、

「もしトマトで作ったらどうなるかな?」「ころがっちゃうんじゃない?」

と他の野菜で作るのをイメージしてやりとりしたりしていましたよ。

 

これからも、子どもたちと一緒に日本の文化慣習やその由来に触れながら、

興味関心を深めていきたいと思います。

 

 

 

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「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく…。

 

プライムスター保育園グループの

保育ショートムービー第二弾!

 

 

♡ハートの種明かし♡

https://www.youtube.com/watch?v=OP-42fdGT78