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2022.08.16

8月室内装飾【お盆】

 

 

今週は室内装飾“お盆”について紹介します。

お盆は、7月15日から8月15日を中心に行われる先祖の霊をまつる仏教行事です。

もとは、旧暦7月から13~16日に行われていたことから、現在でも地方によっては7月に行うところもあります。お盆を迎えるときに、胡瓜やナスで作った動物をお供えすることがあります。

これは、ご先祖さまが、きゅうりの馬に乗って早く家に戻り、ナスの牛に乗ってゆっくり空へお帰り下さいという意味があります。他にも、蓮の花やお菓子、果物など色々なものをお供えします。

盆踊りは、笛や太鼓や三味線でにぎやかな音を奏で、先祖への感謝や生きている喜びを表していると言われています。

 

保育園の玄関には『きゅうりの馬・なすの牛・鬼灯(ほおずき)』を飾りました。

 

 

ほし組では鬼灯やきゅうりの馬、ナスの牛の装飾を見つけると積極的に手を伸ばし、触れて感触を確かめる姿が見られました。一緒に感触を確かめる中で「鬼灯は柔らかいね、綺麗な色だね」「きゅうりは少しザラザラしていて、ナスはツルツルしているね」等、子どもたちの発見に寄り添って感触や色などの様子を名前と一緒に丁寧に伝えて関わっていきました。

 

 

つき組では装飾を見つけると興味を持って触れる姿が見られたり、「ナスだ!」「きゅうりだ!」と保育者に伝える姿が見られました。受容的に関わる中で「きゅうりは給食でもよく出るね」「ナスはお料理したら食べられるよ」と日頃の食事の様子を踏まえながら伝えていきました。室内の絵本コーナーにある野菜の絵本を指差す姿もありました。「そうだね、絵本にもきゅうりとナスがいたね」と子どもの気づきに対して温かく関わっていきました。また、「もうすぐお盆だね、お盆にはご先祖様が帰ってくるんだよ」「これはきゅうりの馬とナスの牛なんだよ」と季節の行事についても分かり易い言葉で伝えていき、興味に寄り添いながら繋がりを持って関わっていきました。

 

 

そら組では装飾を見つけると「それ何?」「見たい!」と興味津々の様子で集まってきました。馬に見立てたきゅうり、牛に見立てたナスにはお盆というご先祖様を迎える日に、ご先祖様がはやく家に戻り、ゆっくりとお空に帰ってもらいたいという意味があることを伝えると子どもたちは「そうなんだ」と聞く姿がありました。鬼灯を見ると「図鑑にあるかもしれない!」と植物図鑑を持ってきて鬼灯のページを探していました。図鑑と本物を見比べながら探し、鬼灯のページを見つけると「これと一緒だよ!」と色や形をじっくりと観察していました。子どもたちの興味・関心が深まるようにじっくりと観察し、触れたり匂いを嗅いだりできるような言葉掛けや関わりをしていきました。