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2022.07.01

6月室内装飾【夏至】

 

今週は6月の室内装飾“夏至”について紹介します。

 

夏至とは、二十四節気の一つで、北半球では夏至の日に太陽の南中高度(真南に来た時の太陽の高さが)最も高くなります。そのため、昼間が最も長く、夜がもっとも短い日になります。

東京の場合、南中高度は夏至の日が78度、冬至は32度で、その差は、46度あります。

これは、地球の地軸(時点の回転軸)が黄道(太陽の通り道)に対して23.5度傾いているためで、この傾きが四季の変化を作っています。

地方によってさまざまですが、夏至には冬瓜やタコ、イチジクや小麦餅を食べます。いずれも豊作祈願や夏バテ予防の願いが込められているようです。

 

玄関には冬瓜、いちじく、あじさいを飾っています。

 

ほし組ではあじさいの花や葉に興味を示し、手で触れてみようとする姿や大きなあじさいの葉を近くにして少し驚いたような様子でじっと眺め、観察する姿が見られました。一緒に観察したり触れたりする中で「あじさい綺麗だね。青色のあじさいだね。」「葉っぱが少しざらざらしているね」等、色や形、感触などを丁寧に言葉にして伝えながら関わりました。あじさいの他にもイチジクの柔らかさや冬瓜の皮と実の部分の感触の違いも一緒に確かめ、子どもたちの興味に寄り添いながら過ごしました。

 

つき組ではあじさいを見つけると「お花!」と興味を示した様子でした。椅子に座り“あじさい、イチジク、冬瓜”を観察しているとイチジクを手に取り優しく撫でたり、冬瓜を持ち「重いね」「スイカ!」と伝える姿がありました。子どもたちの発見や興味に寄り添い「イチジクは少し柔らかいね」「スイカに似ているね、冬瓜は中が白いね」と共感しながら分かり易く伝えていきました。保育者の発音を模倣するように「いちじく」「とうがん」と言ったり、保育室の植物図鑑のあじさいのページを開いて置いておくと「あ!お花!」と“同じだ”というように交互に指を差したりする姿がありました。季節や行事のものに対し、日常や遊びの中でも繋がりを持って過ごせるようにしていきました。

 

そら組では保育室に装飾を持ってくると興味を示し、椅子に座りイチジクに触れたり冬瓜を手にして「スイカみたい」と感じたことを言葉にして保育者に伝える姿がありました。「イチジク柔らかいね」「スイカに似てるけど冬瓜という名前の野菜だよ」と子どもたちの気持ちを受け止め代弁しつつ名称を伝えていきました。装飾を見終えると植物図鑑の中にあじさいがあったことに気付き、載っているページを探すような姿も見られました。「どこにあったかな?」「あじさい、本にあったね」と共感する関わりをしていきました。また、保育者が「暑い日にイチジクを食べると元気になるんだよ」と伝えると「食べてみたい」と保育者の話を頷きながらじっくりと観察していました。子どもたちの興味に寄り添いながら季節等に触れていきました。