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2022.06.16

6月の室内装飾

梅雨に入り、どんよりとした空模様が続いていますね。子どもたちは室内での遊びを楽しんだり、

窓から雨が降るのを眺めていたり、戸外に出掛けた時には、綺麗な紫陽花を見つけて身近な自然に

触れる中で、季節の移り変わりを感じています。そんな6月は『紫陽花(あじさい)』と『梅』を飾りました。

各クラスに紫陽花と梅を飾ると興味津々で見ていました。紫陽花を見て「綺麗だね」とお友だちと話を

したり、梅の匂いを嗅いで「甘い匂いがする」「いい匂いだね」とやり取りをしていました。

つき組(1歳児クラス)・・・ツンツンと指で触れて感触を確かめていましたよ。

そら組(2歳児クラス)・・・紫陽花が水に浮かんでいることに気が付き、感触を楽しみながら浮かんだり

沈んだりすることを楽しんでいましたよ。

ひかり組(4歳児クラス)・・・図鑑を見ながら実物と比べたり、中身がどうなっているのかやり取りを

していましたよ。

 

実はこの紫陽花は、ゆめ組さんがあそびの森に出掛けて、お土産として持って帰ってきてくれたものです。

「これが綺麗だよ」「大きいのが良いね」と保育園に飾ることを考えて選んでいました。

 

紫陽花

しっとりと濡れた姿も美しく、梅雨ならではの風情を感じますね。実は、紫陽花の花びらに見えるのは

ガクで、中心部にあるのが花となっています。紫陽花は、土壌のph(水素イオン濃度指数)が酸性だと青系に、

アルカリ性だと赤系に、中間だと紫系になります。日本は火山地帯で雨も多く弱酸性の土壌が多いため、

青系や紫系が主流ですが、欧州ではアルカリ性の土壌が多いため、赤系が主流となっているそうです。

美しい青紫のあじさいは、日本だからこそなんですね。

 

入梅(にゅうばい)

「入梅(にゅうばい)」とは、季節の移りかわりの目安となる雑節(ざっせつ)のひとつで、

暦の上ではこの日から梅雨の季節に入ります。毎年6月11日頃に入梅となり、今年も6月11日(土)

が入梅でした。実際の梅雨入りとは異なりますが、農作業の目安として重要視されてきたようです。

入梅にも梅雨にも「梅」の文字が使われていますが、これは梅の実が熟す頃だからという説が一般的です。

入梅に対して、梅雨が明けることを「出梅(しゅつばい)」と呼びます。

 

今後も月ごとの室内装飾を通して、子どもたち一人ひとりが本物に触れながら、その季節や

日本の伝統的な文化に親しみを持ってくれればと思っています。