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2022.06.29

☆6月の室内装飾☆

あっという間に6月も終わりを迎えます。これから本格的な夏がやってきますね。

 

さて、今回は6月の室内装飾についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

~梅雨~

梅、紫陽花

 

「梅雨」に「梅」の漢字が使われた由来は、中国にあるといわれています。中国の揚子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたり、そのことから「梅」の字を使うようになったとされています。日本で、梅雨(つゆ)といわれるようになったのは江戸時代から。「露(つゆ)」から派生した「梅雨(つゆ)」とも、熟した梅の実が潰れることから「潰ゆ(つゆ)」とも言われています。
<梅仕事>

昔から日本人は梅の力を借りて夏を乗り切ってきました。夏至(6/21)を迎える直前の5日間が「梅子黄(うめのみきばむ)」という季節にあたり梅仕事(梅干しや梅酒などの仕込みをする作業)も佳境に入る時期です。梅仕事は夏を迎える準備として、日本人の生活に季節の彩を添えてきました。

梅仕事が終わると、梅雨も終わり、夏がやってきます。

 

 

(ほし)

  

 

 

青梅に夢中のほし組さん。青梅を持つと床に向ってコロコロコロ……と転がして、青梅が転がるのを観察したり追いかけたりする姿が見られました。両手に青梅を持っている子どももいましたよ。ときどき、青梅を口に入れようとすることがあるので「食べられないよ」と声を掛けることもしばしばありました。甘い匂いがしたので食べれると思ったのかも知れないですね。

 

紫陽花は目線より高い位置にあったので気づかなかったのかもしれません。そこで紫陽花に興味持つかな?と思い「お花があるよ」と花瓶を傾けて見えるようにしてみました。すると、気づいてくれたようですが青梅の方に夢中でチラッと見るだけでした。

 

 

 

 

(つき)

  

 

実は青梅は糖と青酸が結合した青酸配糖体という成分が含まれています。それなので「お腹痛くなっちゃうから食べないでね」と伝えると「おなかいたい?」とおそるおそる遠くから見ている子どももいれば、じーっと見ている子どももいました。保育者が鼻を近づけて匂いをかぎ「いいにおいするよ」と伝えると同じように鼻を近づけて匂いをかいでいました。すると、「おいしそう」と言って青梅を食べるフリをし、頬に手を当てて”おいしい”のポーズを笑顔でやっていましたよ。

「お花綺麗だね」と声を掛けると紫陽花をポンポンと触っていました。丸い形が気に入ったのかもしれませんね。小さい花が集まってできていることに気づき、その花一つ一つをツンツンして確認していました。「紫陽花って名前なんだよ」と伝えると「○○しゃい(あじさい)」とうまく話せないけれど同じ言葉を話そうとする姿が見られました。かわいらしかったです。

青梅を触るとフワフワとしていて不思議だったのか「おっ!」と声を上げ、繰り返し触ろうとする姿もありましたよ。

 

 

 

 

(そら)

   

 

 

「階段の下にお花が置いてあったよ」と声を掛けると「みたーい」「どんなおはな?」とワクワクした様子で聞いてきました。お花を楽しみに階段を降りていきましたが、あまり見かけることがないからか青梅を見るとそちらに興味津々でした。触ってみたり、握ってみたり、匂いをかいでみたりと様々な反応が見られましたよ。「どんなにおいがする?」と聞いてみると「めろん!」という声がありました。青梅の少し甘い匂いと色が緑色なことからメロンが連想されたようです。

 

みんな青梅に夢中だったので「お花綺麗だね」と声を掛けてみました。すると、「あじさい!」と名前を知っている子どもがいました。どんな匂いがするのか気になりお花の匂いをかいでいました。「どんなにおい?」と聞くと「おはなのにおい!!」と元気に答えてくれましたよ。

 

青梅がとても気に入ったようで数日の間は階段の近くを通る度に「うめだ」と言っていました。

 

 

梅雨入りが発表されてから雨がほとんど降らずで梅雨らしさがあまり感じられませんでしたが、室内装飾を通して少しでも梅雨を感じてもらえたら嬉しいです。