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2022.03.24

【つき組】1年間の振り返り

 

一人でじっくり好きな遊びを楽しむ姿から、お友だちへの興味・関心が高まり同じ遊びをしたいという気持ちが芽生え、隣で模倣しながら遊んだり、おままごとやごっこ遊びの中で「〇〇ちゃん(くん)これしよう!」と誘ったり「これ食べて」「美味しい?」等と会話をしながら一緒に遊びをする姿が見られるようになりました。

また、玩具や自然物、廃材(空き箱等)や画用紙、新聞紙を千切ったものを食材や乗り物に見立て、そのイメージを保育者やお友だちに伝え、共有しながら一緒におままごとや乗り物を走らせたり停車させたりと見立て遊びをする姿が見られます。同じ遊びができるようさり気なく玩具や素材を近くに置き、子ども同士のやり取りを側で見守り、お互いの気持ちが思うように伝わらす葛藤している際には保育者がお互いの気持ちを受け止め、必要に応じて言葉を補ったり代弁し、お互いが納得できるよう対話をしています。

また、見立て遊びの中では子どもたちのイメージに寄り添い、世界観に沿った言葉掛けをしていき、一人一人が自由に表現する心地よさを感じながら遊び込めるよう関わっています。

戸外では、子どもたちから「〇〇ちゃん(くん)、手繋ごう!」と誘いかけ、「ワンワン来たよ」「どんぐりあったよ」等、会話を楽しみながら子ども同士で手を繋ぎ歩行する姿が見られるようになりました。保育者は安全面に配慮しながら、一人一人の“お友だちと一緒に歩きたい”という気持ちを受け止め、仲立ちしていき、その中でお友だちと手を繋いで歩行や会話をする楽しさや心地良さを感じられるよう気持ちに寄り添った援助をしています。

日々、着脱や散歩準備での靴、靴下、帽子、上着の脱ぎ着をしていく中で、初めは保育者の援助や介助が中心でしたが、一緒に行っていく中で少しずつ方法を覚えたり、自分でやってみたいという気持ちが高まり子ども自身で取り組む姿へと変化していきました。上手くいかずにもどかしさを感じながらも懸命に挑戦し、やり遂げた際には「自分で出来たよ!」と誇らしげな姿を見せながら経験を重ねています。

保育者は一人一人の“自分でしたい”という気持ちを尊重し見守り、自分でしたい気持ちと上手くいかないもどかしさで葛藤している際には気持ちを受け止めたり、前向きに取り組めるような言葉掛けや見本を見せる等、さり気なく方法を伝え、子ども自身が取り組めるよう援助しています。また「出来た!」と表情や言葉で表現している際にはその気持ちにタイムリーに共感し、自己肯定感や次の意欲へと繋がるように関わっています。

自分で取り組む経験を積み重ねていくことで最近では自発的に取り組む様子が増え、以前よりもスムーズに着脱を進めることができるようになってきています。

4月からはまたひとつ成長していくつき組の子どもたちですが、今後も安心して自己を表現できる環境の中で様々なことを主体的に経験していくことができるよう、一人一人との愛着をより深め、丁寧に関わる中で気持ちに寄り添い、保護者の皆様と一緒に成長を見守っていきたいと思います。

 

一年間、保育運営にご理解、ご協力頂き、ありがとうございました。