2022.02.10
☆2月 室内装飾☆
暦の上では春ですが、まだまだ寒い時期が続いていますね。子どもたちは少しずつ寒さが和らいでいるのを感じているのか、戸外遊びのとき上着を脱ぐことがありますよ。
さて、今回は2月の室内装飾についてお話したいと思います。
2月(如月)の装飾
~節分~
福豆(煎り大豆)
ヒイラギ・豆がら・鰯
節分とは立春の前日にあたり、冬と春を分ける日でもあります。
旧暦では立春から始まる春を「新年」とし、その前日の節分を「大晦日」としていました。
大晦日に行われていた「鬼やらい」の行事と、旧暦の大晦日である節分の日が一緒になり、現在の節分の形になったようです。
豆まき
冬の寒さや病気などの邪気(鬼)を、神聖なもの(豆)で退治するという意味で行われてきました。
福豆(煎り大豆):古くから、豆には穀物の霊が宿り悪霊(鬼)が恐れる不思議な力があるとされています。
ヒイラギ:古くから松葉や柊のようにとがったものには魔除けや厄除けの力があると信じられ、鬼が苦手なものとされています。
豆がら:大豆のカラになります。豆がらのカラカラという音で鬼を払うと
言われています。
鰯:鰯の生臭い匂いは鬼が苦手なものといわれており、柊と一緒に鬼除けとして飾られます。
つづいて各クラスの様子です。
(ほし組)
「お豆さん見にいこう」と声を掛けると「おまめさん?」とオウム返しをしていました。玄関の水道で手を洗いに行くとき、前から装飾の存在に気付いていて「これは?」と聞いたり指さしたりしている姿がありましたよ。いざ見に行って見ると、大豆をわしづかみしていました。豆をつかむと皮がむけるので、つるんと豆を落としたり皮むきに夢中になる子どももいました。皮を剥くと実が半分に割れるのでそれをまじまじと観察していました。ヒイラギのとがったところを触るとチクチクで痛いよと伝えたら触らないように気を付けて遠巻きに見ていました。言葉の理解がだいぶ進んできたので危ないと思ったのでしょうね。落ちた豆を保育者が拾っていると一緒に拾ってくれる子どもがいました。
(つき組)
他のクラス同様、大豆を触ったりヒイラギや鰯を見て「これなに?」と聞いていました。また、ヒイラギの葉を触って「チクチクする」とも言っていましたよ。たくさんある豆の中に色の違う豆があることに気付いた子どもがいました。そして「いろがちがう!」「なんで!?」と不思議そうな表情をしていましたよ。ちょっと見たくらいで葉見落としてしまうような色の違いですが、そこにちゃんと気づけるとは。。。子どもたちの観察力に感心させられました。
(そら組)
大豆を見て「これは鬼倒すのに使うんだよね」と言っていました。鬼を退治するための豆であると知っていたようです。豆を触ると皮が剥けることに気付いて剝いていましたよ。皮が剥けた実を見て「どんぐり」と言っている子どもがいました。確かに見た目が外側の皮をむいたドングリに似ています。そら組さんは散歩にたくさん行っていてドングリを目にする機会が多く、むいたり、つぶしたりして遊んでいたため、煎り大豆をむいたときの皮の取れ方や、出てくる中のマメの色や形から似ていると感じたようです。鰯を見て「おさかな、おいしそう」と言っている子どももいました。以前に比べると給食をよく食べるようになって食への興味関心が出てきたからこその言葉だと思います。
伝統行事にだんだんと触れる機会が減ってきていますので、室内装飾を通して子どもたちに古き良き日本の文化を伝えていけたらと思います!
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動画名【子どものゆいと30歳のゆい】
企画《プライムスター保育園グループ》
プライムスター保育園 リトルスター保育園 ファーストスター保育園
監督・脚本:酒井靖之
主演者:石黒エレナ 井上果歩 三田佳奈 遠藤みのん
作曲:江藤雅樹
歌:楠美月
製作:株式会社アーツテック