2021.12.28
12月の室内装飾『冬至』
冬至は1年で最も昼間が短くなる日ですが、この日を境に太陽が出ている時間が長くなっていく為、かつては冬至を1年の始まりの日としていました。また日に日に日照時間が短くなっていたものが、この日からまた太陽の力が蘇っていくので、昔の人々はこれを「一陽来復(いちようらいふく)」といい、太陽の復活を祝っていました。
22日の冬至の日には、玄関に柚子とあずきを飾りました。
黄色い柚子を入れたお風呂に入る事で、邪気を祓う意味が込められています。また、柚子には血行促進や鎮痛成分も含まれており、更に風邪予防も期待出来るというのも理由になっています。更に冬至を”湯治(とうじ)”に、柚子を”融通(ゆうずう)”にかけて「融通をきかせて世間を渡れますように」という願いが込められているともいわれています。
赤い色をしている小豆粥(あずきがゆ)は、鬼(悪霊)を祓う力があるとされていました。そこで冬至の日に小豆粥を食べて、邪気を払っていたのです。
そして、この日の給食は冬至にちなんだ行事食でした。柚子、小豆、かぼちゃなどが入っています。
お散歩の際玄関に行くと、「いい匂いがするね!」と柚子の匂いに気付く子ども達の姿があります。その後ゆっくりお部屋で柚子と小豆の観察を行いました。
〈ほし組〉
お部屋に持って行くと「みかん」と嬉しそうな表情を浮かべていました。「そうだね、みかんに似ているね」などと共感したり、「ゆずっていうんだよ」とやりとりを行ったりしました。部屋中が柚子の香りが漂うほどいい匂いがします。子ども達も柚子に鼻をくっつけて匂いを嗅ぐような仕草をしていました。小豆は、袋の上から感触を確かめていました。
〈つき組〉
少し柔らかくなった表面を見つけて指を入れた子がいました。みかんの皮を剥く時の事を思い出したのでしょうか、「みかん!いい匂いだよ〜」とお話をしていました。保育者と図鑑の柚子を見つけて見比べる子もいました。小豆は「お豆?種?」と疑問を抱いて質問をする子がいたので、「小豆っていうお豆だよ、あんことかになるんだよ」とお話しをしてみると「・・・あんこ?違うよ〜」と返答。子ども達がイメージするあんことは結び付かなかったようでした。
〈そら組〉
柚子の皮を剥いたり、潰したりして観察をしています。中から種が出てきました。「種だ!」と発見を喜ぶ声が聞こえてきました。「中はどうなっているんだろう?」と好奇心を持って関わり、五感を使って発見を楽しんだり、発見を保育者やお友だちと共有したりしていました。
他にも、柚子と小豆がお気に入りになったようで置くスペースを積み木で構成し始める子もいました。イメージを膨らませて考えたり形にしながら遊びを展開していく姿が見られていました。
早いもので、2021年最後の投稿になりました。今年1年沢山の子ども達の成長や育ちを傍で見守ることができ嬉しく思います。今の関わりが今後の子ども達一人ひとりの育ちに大きく関わっていくことを考えながら、これからも保護者の方と一緒に成長を見守っていきたいと思っております。保育園運営にご理解、ご協力をいただきありがとうございました。来年も元気な子ども達に会えることを楽しみにしています。良いお年をお迎え下さい。
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