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2021.11.18

【室内装飾】七五三

今週は室内装飾の様子を紹介します。

 

日本では古くから、3歳で髪を伸ばし始める「髪置き」、5歳で男の子が袴をつける「袴着」、7歳で女の子が帯を付ける「帯解き」と、七五三のもととなるお祝いがお正月や誕生日に行われてきました。11月15日に定着したのは、江戸時代といわれています。地域によって異なりますが、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に神社に参拝し、成長と福運を祈願します。千歳飴は江戸時代に飴屋が考案し、寺社の門前で売ったのが始まりとされています。

玄関にはサカキと赤飯を飾っています。

ほし組では玄関に飾ってあるサカキを見つけるとじっと見つめたり「あ!」と指を差す等、興味を示す姿が見られました。子どもたちの前にサカキと赤飯を置くと自ら手を伸ばし「これは何だろう?」というように感触を確かめる姿が見られました。サカキの葉のツルツルとした感触や赤飯のモチモチとした感触、色等を「ツルツルしてるね」「これはご飯だよ、モチモチしてるね」と分かり易い言葉にして伝えながら子どもたちの興味に寄り添った関わりをしていきました。

つき組では赤飯がお祝いのする際に食べるものであるということを知ると、顔を近づけ観察したり握ろうとしてみたり、指先で押して感触を確かめる姿が見られました。サカキの葉を見て「葉っぱ!」「緑!」と伝えたり一本手に取り間近で観察し丸いツボミがあることを発見し「見て、丸いのあったよ!」と保育者に伝える姿が見られました。子どもたちの発見や感じたことに共感し「丸い形があったね、ツボミかな?」「やわらかいね」と具体的に言葉にしながら一緒に観察を楽しみました。また、7歳、5歳、3歳のお祝いであることを伝え「みんなも来年、3歳になったらお祝いするよ、楽しみだね。」と七五三の行事への期待が持てるような声掛けをしていき、興味が深まるよう関わりました。

そら組では装飾を見ると興味を持ち、手に取り観察をしていました。「ご飯!」「この黒いのは何?」と保育者に自分の言葉で尋ねる姿も見られました。質問に対し「この黒いのは豆で、これは赤飯っていうんだよ」と分かり易く伝えると「食べたことある!」と返事をしたり“うんうん”と頷いて反応をしていました。また「これは七五三やお祝いの時に食べたりするよ。神社に行ってみんなの成長をお祈りするんだよ」と七五三について説明しました。すると「この前、七五三したんだよ!着物を着たんだよ。」と嬉しそうに話してくれました。子どもたちの気持ちに共感しながらやり取りを楽しむようにし「七五三をするときは男の子は袴を着て、女の子は着物を着るんだよ。」と行事にちなんだ話をし、「日本ではずっと前からある行事だから、これからも大切にしていきたいね。」と話すと「そうだよね」と頷きながら答えてくれました。子どもたちの行事への興味や関心に寄り添いながら丁寧に関わっていきました。