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2021.09.28

9月室内装飾 ~秋の彼岸~

9月(長月)の装飾 ~秋の彼岸~

彼岸花(曼殊沙華)ハナニラ 

線香 数珠

<彼岸>

浄土教の思想では、極楽浄土は遥か西のかなたにあると考えられている為、太陽が真西からのぼって、真東に沈んでいく秋分と春分の日はこちらの世界である此岸(しがん)と仏様の世界である彼岸が最も近く通じやすくなり、ご先祖様への思いも最も通じやすくなるのではないかという思想が生まれ、お彼岸にご先祖様の供養のためにお墓参りをするという行事が定着していったようです。秋のお彼岸は秋分の日を中日としてその前後3日間を合わせた7日間で、今年は9月20日が彼岸入り、23日が中日、26日が彼岸明けです。

<彼岸花>

曼殊沙華(マンジュシャゲ)とも言われます。曼殊沙華とは仏典に由来する言葉で、サンスクリット語で「天界の花」という意味を持っています。彼岸花は球根の植物で、葉より先に花が咲きます。8月中旬には球根の中で花を咲かせる準備を終え、最低気温が20℃前後にまで下がってくると、一斉に花茎を伸ばし花をつけます。今年の彼岸花の開花はかなり早めだったからか、装飾の彼岸花のもちが例年より短かかったようです。やはり、秋の訪れが早かったのでしょうね。

彼岸花には毒があり、子どもに彼岸花を触らせないようにするためか、彼岸花を取ると「家が火事になる」「親が死ぬ」などの迷信もあるようです。

 

そら組

彼岸花の不思議な姿に思わずわしづかみにしようとしたそら組さんもいたようですが「彼岸花には毒があるから、あんまり触らないようにね」という保育者の言葉を聞き、みんな控えめに指でちょんちょんと触っていました。一緒に展示してあった彼岸花の写真を見て、同じ花だと気づいた子もいたようです。土手やあぜ道に咲いている彼岸花、来年は見られると良いですね。一緒に展示してあった数珠。あまりなじみが無いようで、みんな興味津々。首飾りに見えたようで、頭からかけようとしている子もいました。

 

  

 

つき組

先生と一緒にみんな遠慮がちに離れて見ていました。でもやっぱり気につき組さん。その後は、玄関の装飾の前を通るたびに彼岸花を指でつついたり、数珠やお線香に触ってみたりしていました。

   

 

ほし組

あまり見たことの無いものが沢山ある装飾に目を輝かせていました。お線香の箱を手に取ると、マラカスのように降ってカシャカシャという音が出るのを楽しんでいました。不思議な形の彼岸花に一生懸命手を伸ばし、花が揺れるのを楽しんでいました。