NEWS

お知らせ

View More

2021.08.23

 8月の室内装飾                                                      テーマ:夏の風物詩  

8月の室内装飾は夏の風物詩としてよしず・うちわ・鬼灯(ほうずき)です。

よしず・・主な材料の葦(あし)を編んで軒先に立てかけ、日差しを避けながら風を通すもの。海の家や露天風呂、屋台で見かけることが多いですね。すだれと似ていますが、すだれは主に竹で作られ吊るすもので日本に古来から伝わる伝統工芸品。平安時代などでは部屋の仕切りに使われていました。今回のよしずはミニチュア版を置いてみました。

団扇(うちわ)・・古来は羽毛や芭蕉の葉などで作られ「あおぐ」より「かざす」「はらう」ための物として儀式や占いなどに使われていました。江戸時代以降一般大衆に普及、エアコンや扇風機、ガスや電気のコンロの普及により生活の道具、日本の風情を楽しむおしゃれの小道具、炊事の道具、広告の媒体として利用されていますね。

鬼灯(ほうずき)・・花の咲いた後に六角形のガク部分が発達して果実を包みこむ袋状になり、熟すとオレンジ色になります。お盆にご先祖様が帰ってくるときの目印となる提灯の代わりとして飾られていることから「鬼灯」の字があてられているそうです。

玄関の装飾をみて「これ知ってるよ。」「おうちにもあるよ」との声が聞かれました。夏祭りが出来なかったので、保育室には、すいか・はなび・海・おみこしの写真を貼りました。一つ一つ指をさして、「す・い・か」と保育者と一緒に見ています。子どもが季節の変化を感じ取ることができるように環境を整えるとともに、子どもが季節の行事などに興味をもって発する言葉に共感し、適切に働きかけていくことを大切にしています。