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2020.12.14

~絵本「サンタクロースっているんでしょうか?」~

  寒さがまたいちだんと厳しくなってきたこの頃。 うんと冷える日もありますが、年内最後の日まで子どもたちの健康に配慮をしながら一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

 さて、もうすぐクリスマスの日がやってきますね。クリスマスと聞いて初めに何を連想しますか?クリスマスは日本の文化ではないため、どのような日なのか知らない人も多く、サンタクロースが子どもたちにプレゼントを届ける日という認識の方が多いのではないかと思います。子どもたちに聞いてみると、「サンタさんがくる!」と嬉しそうにお話をしてくれます。ですが、「サンタクロースってどこからくるの?」「どんなひと?」と疑問を持っていた子どもたちの姿がありました。サンタクロースが存在するか、しないのかという疑問は、今から始まったことではなく、昔から全世界の子どもたちの永遠のテーマのようです。

 今回はサンタクロースについての質問に対して丁寧に答え、目には見えないものや心の大切さを語りかけた100年前のアメリカの所説「サンタクロースっているんでしょうか?」を紹介したいと思います。

 4歳児さんのクラスに行ってみると「もうすぐクリスマスだよ!」「たのしみだね!何のプレゼントをお願いした?」とクリスマスの話題で嬉しそうに笑い合う子どもたちの姿が見られました。「先生はサンタさん見たことある?」「あのねサンタさんは本当にいるんだよ!」とこの絵本を持ち寄って見せに来てくれました。

 絵本を読んでみてどう思った?と子どもたちに聞いてみると、「う~ん、難しかったけど、サンタさんは本当にいるんだって思ったよ!」と教えてくれました。「それでね!サンタクロースはみんなが寝ている時に来るから見えないんだよ!」「でもね!プレゼントが届くし、クッキーも食べてくれるから本当にいるんだよ!」と子どもたちが真剣にサンタクロースのことを語り合う姿を見て心が温かくなりました。

「私のお気に入りのページはここ!」と絵も一緒に見せてくれました。

 この絵本は、サンタクロースがいるという事をきっぱりと書かれてあります。愛や思いやり、真心というのは確かに存在しますよね。それらは目に見えないものですが心で感じることができます。

 目には見えないものを純粋に信じていく子どもたちの心はとても美しく輝いて見えますね。私たち大人はつい目に見えないものを見落としてしまうことがありますが、この絵本から目に見えなくても大切なものはたくさん存在しているのだと気づかされますね。保育の中でも、子どもたちが目に見えないものを感じ取る姿が多く見られており、保育者は目に見えない子どもの気づきや思いにも共感できるよう日々五感を磨いていかなければと思っています。

 ご家庭でもお子様と一緒に「目に見えないもの」について考えてみると、子どもたちなりの素敵な気づきがあるのではないかと思います。素敵なエピソードがありましたらぜひ担任にも教えてください!