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2020.05.29

そら組の発達段階について

今回はそら組の発達段階についてお話致します。この時期になると、自分の経験したことや考えたこと等を自分なりの言葉で表現し相手の話す言葉を聞こうとする意欲が育ってきます。また、言葉を交わす事の楽しさを感じ取り、十分に味わえるように、子どもに対して日常の挨拶をはじめとして、生活や遊びの中で丁寧に温かく言葉を掛けながら関わるように心掛けています。また、子どもが表情や言葉等で表した気持ちを丁寧に受け止めて応えていくことで、子どもが自分の気持ちを伝えようとする意欲を育むことや、友達の言うことを分かりたいという気持ちに繋がっていくと考えています。

子ども同士の関わりにおいては、双方の思いがぶつかり合うこともありますが、そのような時は、保育者が子どもの気持ちを温かく受け入れつつ、援助していく事で、子どもは徐々に自分と相手の気持ちの違いに気付けるようになります。

そういった経験を通じて友達と共に過ごしていく楽しさが感じられたら良いなと思います。

そら組さんでは、遊びの中で、お友だち同士での言葉のやり取りが多く見られるようになってきました。積木で遊んでいるお友達に対して、「何作ってるの?」「一緒に線路作ろうよ」とやり取りしたり、おままごとでは、紐をうどんに見立て「うどん作りたい」と伝えたり、「○○くんはお野菜切ってね」とお友達と並んでキッチンに立つ姿もあります。

その中で、もちろんぶつかり合うこともあります。「あっちいって」「ダメ」というような言葉も耳にします。なぜあっちに行ってほしかったのか、なぜダメなのか、子どもの気持ちに寄り添い、保育者が代弁し、その思いをお友だちにも伝えられるように促しています。

2歳児の発達段階ですと、まだまだ平行遊びが主ですが、このようなお友だちとのやり取りも、大切に見守っていきたいと思います。

また遊びの中でも、模倣やイメージを表現する時期でもあります。

そら組さんの中では「お買い物」の場面をイメージしおままごとの中で表現する姿も見られます。積木を商品に見立てたり、身の回りの素材を集めお買い物の場面を試行錯誤しながら実現させようとします。経験したことを記憶する力やイメージする力は子どもの生活や遊びの豊かさへと繋がります。

子ども達のイメージが広がり、更に表現が豊かになっていくように丁寧に関わっていきたいと思います。