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2020.05.29

そら組の発達段階について

今週はそら組(2歳児)の発達段階についてご紹介します。2歳児はさらに運動機能が発達し、全身を使って遊んだりととても活発になってきます。個人差はありますが、食事、排泄、衣類の着脱など身の回りのことを自分で行おうとする時期です。自分でやりたいけどうまくいかずに葛藤を味わう場面もあるかと思いますが、身近な大人が優しく受け止めたりさりげなく援助する中で、試行錯誤しながらやりとげようとする姿は自立へ向かう大切な姿です。自分でやりたいという子どもの気持ちに共感し、温かく長い目で見守っていけるといいですね。

 

また、語彙が増えて言葉がどんどん出てくる時期です。保育園でのままごと遊びでは、「いらっしゃいませ」「なににしますか」「熱いのでフーフーしてください」という声が聞こえてきます。保育者と言葉のやり取りをする中で、言葉で伝え合うことの喜びや心を通わせる楽しさを味わえるようにしています。言葉を使うことで相手に気持ちが伝わりやすくなったり気持ちをわかってもらえると感じ、話すことが楽しいと感じるようになります。たくさん話を聞いてあげることが大切です。

絵本や紙芝居等に触れることも様々な語彙や表現に出会い、イメージの世界を広げるとてもいい経験です。保育園では、絵本に出てくる「もぐもぐ」「ぴょんぴょん」などの簡単な言葉や表現に面白さを感じて、声に出して模倣してみたり「もう1回」と繰り返し読んで楽しむ姿が見られます。信頼できる身近な大人と一緒に読んで楽しさを共有することも、大事な経験です。ぜひご家庭でも様々な絵本等を一緒に読んでみてくださいね。

 

また、そら組では想像力を働かせながら手先を使った遊びができるようにトイレットペーパーの芯や空箱などの廃材を常設しています。箱を解体することで、形、色、大きさ、量などの物の性質や仕組みに気づけるようにしています。

様々な大きさや手触りの廃材に興味津々の子どもたち。ままごと遊びで食材を入れるお皿にしてみたり、トイレットペーパーの芯と繋げようとしてみたりと好奇心を持って様々な形で遊んでいます。発見や気づきの中で、今後どのように製作を繰り広げていくのか、とても楽しみです。

 

今後も子どもたちが毎日を楽しく過ごしていけるよう、側で成長を見守りながらより良い環境設定や援助を行っていきたいと思います。なにかありましたら担任の方にお気軽にご相談くださいね。