2021.12.17
【にじ組】園庭のお花
園庭で様々な経験を重ねている子どもたちの姿を受けて、よりあそびが充実したものになるよう、環境改善を少しずつ行っています。
土や道具だけではなく、植物に触れることで生命を実感する経験を重ねていくことができるよう、先日子どもたちと一緒に花壇とプランターに花を植えました。
植えてくれたのはにじ組の子どもたちです。
無理に全員が参加するのではなく、興味を持った少人数の子どもたちと一緒に行いました。
植えたのは、「パンジー」「シクラメン」「プリムラ」「アリッサム」「デイジー」の5種類の花の苗です。
保育者がひとつずつ名前を伝えていくと、自分の家にも同じ花があることを思い出して保育者に教えてくれる場面もありました。
植えたい花を自分で選び植えていきます。。
十分な数の花があることや、待っていれば自分も取ることができるとわかっているので、取り合いになったり、競争になったりすることなく、「赤いお花にしよう」「どんなにおいかな」と穏やかな様子で苗を手に取っていました。
スコップの使い方もあそびの中で獲得していたので、保育者と穴の深さを調整しながら、スムーズに穴を掘っていきます。
ポットから苗を取り出す方法を伝えると、興味を持って耳を傾け、それぞれ自分が持ってきた苗の底を観察しながら一生懸命取り出そうとしていました。
保育者もさりげなく手伝いながら苗を押し上げて取り出すと、白いひげのような根っこがあることや、土がもろくてすぐに崩れてしまう苗があることなど、ひとつひとつの特徴を実感しながら、優しい手つきで穴の中に入れ、土をかぶせていきます。
最後は土と苗がなじむよう、ジョウロで水をあげました。
手ずから植えた花への愛着が芽生えたのか、丁寧にじっくりと水をかける姿に、植物への慈しみや親しみの気持ちが育まれていることを感じ嬉しく思いました。
子どもたちが植えてくれた花の他にも、「ウメモドキ」という赤い実が実る苗木を植えました。
今後、花や木の実を手に取ってあそびに取り入れていく中で、昨日よりもつぼみが膨らんでいることや、摘みすぎると実がなくなってしまうことなど、自然そのものが持つ生命力や人が思い通りにはできない仕組みを子どもたちに伝えてくれる、よい先生になってくれると思います。
そんな自然の面白さに気付き、「みてみて!」と心が動いたことを伝えようとする子どもたちの表情は、かわいらしさもひとしおです。
保護者の皆様もぜひ、子どもたちと一緒に観察して、共有してみてください。
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「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
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保育ショートムービー第二弾!
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