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2025.11.28

【そら組】生き物に触れる

今週はそら組の様子をお伝えします。オクラの種を取る為に大きくなりすぎてしまった実を収穫しないで育てています。ある日保育者と窓の外を見ているとオクラに付いている芋虫が目に入り興味を持っていた為お散歩前にみんなで見に行ってみました。

園庭にでると窓から見えた芋虫を探し、見つけると近くで見るために「抱っこで見たい」と保育者に伝え芋虫の観察をしていました。

 

その後も他のオクラもじっくり見てみると、穴の開いているオクラや違う葉にも芋虫を見つけました。保育者が「オクラに穴が開いてるね」と声を掛けると周りの子も「どれどれ?」と気になり観察する姿がありました。保育者が「芋虫が食べてしまったのかな?」と聞いてみると「食べちゃったのかなぁ」と保育者の言葉を繰り返しながらじっと見ていました。中まで食べているのか、まだ中には虫がいるのかを開けて確認してみることを提案すると子どもたちも「見てみたい」と伝えてくれたのでおやつ後に中身を確認してみる事にしました。

 

オクラをとる際にはもう一度芋虫を探す姿や保育者に「ここだよ」と穴の開いたオクラがある場所を教えてくれる姿がありました。種が出来ていそうなオクラがあったので子どもたちに「種出来たかな?」と伝えると「取ってみる!」と伝えてくれ為、そのオクラも一緒に取ってみました。取った後には「先生、みてー!」と取れたオクラを見せてくれました。

 

取ったオクラを子どもたちの前で切って確認してみました。虫の話やどこまで穴が開いているかの話を保育者としていた子どもたちは保育者が切ったオクラを自分の力で開けて中身を見ようと試行錯誤していました。中身をみて虫がいないことを確認すると「虫いなかったねー」やオクラの種を発見すると「白い種が入っていたね~」と気付きを言葉で伝える姿があります。

 

茶色になったオクラは触って観察をする際に音が鳴る事に気が付くとオクラを振って確認する姿がありました。保育者が切ろうとすると先ほど白い種を見た子どもたち「白い種が出てくるかなぁ」と期待する姿がありました。中の種を出して見せてみると「あれ??」とさっきの種との色の違いに気付き不思議そうな顔で保育者を見つめて違いを伝えてくれました。白い種と黒い種を並べて見比べ「色違いのオクラだね」と表現していました。保育者が黒くなった種を植えるとまたオクラが育つことを伝えると「へーそうなんだ!」と種を観察していました。

引き続きオクラの観察をしオクラの色が変わっていく様子や芋虫の大きさなどに触れていきたいと思います。

 

実際に植物を育てたり、触れたりする経験から色の変化や、大きさの違いに子どもが気付けるような環境づくりや、気づいた際には丁寧に子どもの気づきを共有していきたいです。