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2025.10.10

【10月室内装飾】十五夜

10月の室内装飾は【十五夜】をテーマに、ススキとお月見団子を飾りました。

十五夜は、一年のなかで一番きれいなまんまるの満月が見える日のことで、毎年、日にちが変わります。2025年の十五夜は、10月6日です。たくさんのおいしい食べものが食べられることへの「ありがとう」の気持ちと、これからもおいしい食べ物が食べられますように…という「願い」を込めて、お団子やお餅、ススキや里芋などをお供えして、お月様を眺めることを「お月見」といいます。

 

ほし組では、室内から装飾のススキが見えると、指をさしたり「っぱ!」と言葉にして興味を示していました。ススキとお月見団子を見ると、近付いて触れてみていました。保育者が「ふわふわしてるね。」とススキに触れると、子どもたちも「ふわふわ」と言葉にしながら触れたり、お月見団子が床にコロコロと転がると、面白かった様で「きゃっきゃっ!」と笑う姿もありました。「十五夜はお月様がとても綺麗に見える日なんだよ。」と伝えると、窓からお月様を探す姿があり、ちょうどお月様が見えて、指をさして嬉しそうに「あった!」と伝えてくれましたよ。

 

つき組では、保育者がススキとお月見団子を保育室に持ってくるとススキを見て「おっきいね!」「これは何?」やお月見団子を見て「お団子だ!」と興味を示す姿がありました。「ススキって言うんだよ」「触ってみる?」という保育者の声掛けに対し「ふわふわしてるね。」「木みたい。」と感じたことを伝えてくれました。お月見団子はそら組さんが作ってくれたことを伝えると、「どうやって作ったの?」と作り方に興味を示す様子もありました。「粉とお水を混ぜてこねこねしたんだよ。」と伝えると「こねこね?」と手で団子を転がしていました。また、十五夜について、ありがとうの気持ちと美味しいものが食べられますようにという願いが込められていることをわかりやすく伝えると、手を合わせて「ありがとう」と言ったり、「食べられますように!」と保育者の言葉を真似してお願いをしていました。今後も子どもたちの興味に寄り添いながら分かりやすく日本の文化や伝統について伝えていきます。

 

そら組では、装飾のお月見団子作りをしました。事前にお月見団子作りをすることを伝えていたことで、「どうやって作るの?」や「何入れるの?」等興味を示し、当日の朝の会では、保育者が用意した写真を見せながら材料や作り方を伝えると、真剣なまなざしで聞く姿も見られました。作っていく中で、「これが上新粉?白いね。」や「サラサラしてる!」「丸くなってきたよ!」と感じたことや変化を伝えてくれました。自分なりの丸になるように何度も挑戦する子どもたちを温かく見守っていきました。

子どもたちの丸めたお団子は、調理さんに茹でていただきました。「お団子どうなった?」「ゆで終わった?」と気にしている様子の子どもたち。茹で終わったお団子を見て触れると「もちもちだ!」「やわらかいね。」と感触を言葉にしたり「できた!」「ちっちゃいの僕が作ったの!」等伝える子どもたちの嬉しさや達成感を一緒に共感していきました。

後日玄関に飾られたススキとお月見団子に気付いた子どもたち。ススキに触れると「フワフワしてる!」や「ここ触ってみて!硬いよ!」「本当だ、硬いね!」と感触を子どもたち同士で共有する姿がありました。団子を見た時には「あれ?硬いね。」「コンコンって音がする。」と触れて机に落としてしまった時に聞こえた音に気付き、伝える姿もありました。「茹でてすぐはやわらかかったけど、時間が経つと硬くなるんだね。」と気付きや違いも共有していきました。美味しい食べ物が食べられることへの感謝や、今後も美味しい食べ物が食べられるように願いを込めてお願いを込めてお供えすること、十五夜は一番きれいな満月が見える日であることを伝えると「6日にお月様見ようね。」等伝える様子も見られました。体験を通して行事を身近に感じ、理解が深められるよう関わっていきました。