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2025.01.24

同じ空間で過ごす中で・・・

 

今週は、つき組の様子をお伝えします。ほし組の時から今までも同じ空間で過ごしてきましたね。過ごしてきた中で見えてくる今の姿についてお伝えしたいと思います。

 

保護者面談の事前アンケート等にも保護者の方からお友だちとの関わりや仲良く遊べていますか等のご質問をいただきました。お子さんの様子気になりますよね。大人がイメージしている子どもたちの姿と実際の子ども達の姿はもしかしたら少し違っていたりするかもしれません。下の写真を見てどんな姿が思い浮かびますか?

『一緒に積み木で遊んでいるのかな』と一見見えますよね。しかし、一人一人を見ていくとそれぞれの遊びが展開されている様子が分かります。『トンネル~』と表現している子もいれば、その姿から模倣して並べている子もいます。同じ空間で、同じ玩具で遊んでいると一緒に遊んでいるようにも見えますが実際の姿は個々での遊びが広がっています。子どもたちも『一緒に~』と言葉にすることもありますが実は、もう少し先の発達なんです。

 

一緒に遊ぶという発達段階ではないからこそ、一人一人のパーソナルスペースを大切にしています。それぞれが構成していたものが繋がった時には、目を見合わせる姿もありました。そんな姿が見られた時にはそっと言葉を添えて、心地よい関わり合いに繋がるようなお手伝いをしています。自分のスペースの中で満足するまで遊ぶことで一人ひとりの”満足”に繋がっていくのですね。

 

一つのあそびに満足すると違うあそびへと向かう姿があり、その空間に魅力を感じた子がいました。入ってみたいな・・・と思う姿があり微笑ましかったです。子どもたちは互いに魅力を感じ合いながら過ごしているんですね。

 

遊びの展開が良く分かる姿がこちらです。

魅力を感じた子がひとり、また一人とそれぞれのイメージが形になっていく様子がありますね。自分のスペースが確保され、安心できる環境だからこそ遊びの共有が楽しいという気持ちが少しずつ芽生えていくのだと感じています。ひとつの形として見えてはいますが、子どもたちにとっては自分のスペースでじっくり試行錯誤しているのだと思います。

 

別日では先日、お散歩の際に柿の木に止まり柿を食べているカラスの様子を観察する機会がありました。その様子が印象的だったようで『カラス!カーカー!止まってるの』とその時の様子を表現していました。経験したことを遊びに取り入れていますね。又、積み木で構成した空間を上手く利用していたり、子どもたちの発想は無限だなと感じました。

*おまけ*

触れ合う心地良さを感じ、くっついたりする姿は他児に対しての興味が芽生えてきている姿です。少しずつ一緒にという姿にここから繋がっていきます。同じ空間で共に過ごしていく中で心地よい関わりを重ねていくことで、子ども同士のやり取りも温かいものになっていきますね。