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2024.12.06

ほし組~抱き人形「赤ちゃん」~

今週は、ほし組の子どもたちが抱き人形の赤ちゃんと過ごす様子をお伝えします。

子どもたち一人一人に保育者が手作りした「赤ちゃん」を設定しています。この赤ちゃんは子どもたちが「自分と第三者との間に信頼関係を築く」という行為の土台となります。子どもたちは日々、自分の欲求や思いを保育者に受け止めてもらい、あたたかい声かけや関わりの中で相手を信頼し情緒が安定していきます。そして徐々に、愛着形成が構築された保育者が自分にしていることを模倣しようと、自分の「赤ちゃん」に関わっていくようになるのです。小さな時からあそびの中で、人間関係の土台を育んでいます。

赤ちゃんを抱きしめて『ぎゅ~』と言葉を添えながら、大切に関わる姿が見られています。保護者の方や愛着形成が構築された保育者からの心地良い関わりを赤ちゃんにしてあげたいという素敵な姿ですね。赤ちゃんのお顔を見ながら話しかけたり、笑いかける姿もあり温かいやり取りが見られています。

子どもたちが行きたいところへ赤ちゃんを抱いて移動し、傍で遊ぶ様子もあります。保育室を歩いたり、長座布団を登ったりと普段子どもたちが楽しんでいることを赤ちゃんと一緒に楽しむ姿が見られています。

赤ちゃんをキャンディークッションへ横にすると、『ねんね~』とトントンしていました。日々の生活の中で自分がしてもらって心地良い関わりを赤ちゃんにしてあげたい気持ちの表れでした。自分の赤ちゃんの認識があり、それぞれの赤ちゃんを大切にしている姿が見られていますよ。

私たち保育者も赤ちゃん人形を本当の赤ちゃんのように大切にしながら、子どもたちが心地良く過ごせるような温かい関わりを大切にしていきたいと思っています。

 

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12月からほし組さんには新しくお友だちが2名入園しました。保育者がお友だちを抱っこしたり「大丈夫だよ」と声を掛けていると「だいじょうぶ?」と顔を覗き込んで頭をなでる姿も見られていますよ。お友だちを見つめる表情が温かいですね。そんな子ども達なりの表現で関わってみようとする姿に私たちも温かい気持ちになりました。