2024.11.22
【11月室内装飾】立冬
今週は、11月の室内装飾“立冬”についてご紹介します。
立冬は二十四節気のひとつで冬の始まりを意味しており、日を追うごとに寒さが増してくる時季です。冬の始まりを告げる立冬は、風邪をひきやすくなる時期でもあります。立冬の時期に旬をむかえる食べ物(かぼちゃ、大根、ほうれん草、白菜、蓮根、かぶ、りんご、柿など)には、風邪の予防や体調管理に効果を発揮する健康的な食べ物が多いようです。
玄関には、旬の食材、蓮根・かぶ・柿を飾りました。
ほし組では、大きな野菜や果物に興味を示し、指でつついてみたり、手で持ちじっくりと観察する姿がありました。保育者が「蓮根には穴が開いているね!面白いね!」「不思議だね。」と言葉を掛けると、子どもたちも穴に気付き、何度も指を入れてみる姿がありました。感触や匂い、色など子どもの気付きに共感し、興味を一緒に深めていけるように関わりました。今後も自然物や食材への関心が深まるよう関わっていきます。
つき組では、冬野菜の触感を感じながら装飾を見ました。野菜や果物にはビタミンが豊富に入っていることを、子どもたちが分かりやすいよう“体が元気になる”“鼻水や咳が出にくくなる”等分かりやすい言葉で伝えながら、実際に冬の野菜に触れました。「かき」「カブ」と食材の名前を口にしながら匂いを嗅いでみる子や、表面を擦ってみる子など、装飾に興味を持っていました。これからも散歩中や給食などで食材や植物に関心が持てるよう、子どもたちの気付きを言葉にし、興味を深めていけるよう関わりを広げていきたいと思います。
そら組では、登園時に玄関に装飾が飾ってあったことに気付き、保育者に「お野菜があった!」と伝え、興味を示す姿がありました。保育者が「玄関に飾ってある装飾を見に行こう!」と声を掛けると、「行く!」「早く見たい!」と意欲的な姿がありました。実際に手に持つと、『野菜のおなか』という絵本に出てくる言葉を真似して「これなんだ?」という子がいて、皆で「れんこん!」と答える姿や、かぶを持ち「うんとこしょ、どっこいしょ!だね。」と『おおきなかぶ』の1シーンを再現する様子も見られました。保育者から立冬についての説明を聞き、風邪を引かないようにする力がある食べ物だと知ると、「じゃあいっぱい食べよう!」「先生も一緒に食べてね!」と伝える姿もありました。子どもたちの伝えようとする意欲に寄り添い受け止めながら、行事や食べ物が持つ力について分かりやすく伝え、身近に感じられるように関わりました。