2024.09.27
つき組の様子
今週はつき組のせいかつ遊びの様子をお伝えします。
再現や模倣がより具体的になり、保育者とやりとりして作る料理を決めたり、家庭で保護者の方と一緒にホットケーキやクッキーを作ったことを思いだしながら調理する姿が見られるようになっています。
昼食時に食材の大きさや調理方法、味付けに使われている調味料などについてやりとりしたり、実際に本物の食材に触れたり、調理の様子を見る経験を重ねてきたことで「トントン」「ジュージュー」などと言いながら調理したり「あちち」「ひえひえ」などと温度について伝える姿があります。「しょっぱいよ」と味を伝えてくれた際には「何味かな」と尋ねると、「おしょうゆ!」と教えてくれる姿もあります。具体的なイメージを持って遊んでいることがよく伝わりますね。
子どもたちとやりとりをする際は、「○○を作ったの?」と大人がイメージを作り、決めつけてしまわないよう「何を作ったの?」「どんな味がするの?」などと子どもたちのイメージしていることを一つずつ聞き出していくことを大切にしています。
料理をするだけでなく、配膳前にテーブルを拭く、食べ終えた食器を洗う等、保護者の方や保育者が食事前後に行っている行動を模倣している姿もありますよ。
子どもたちの遊びの広がりを受けて、ままごとコーナーの環境を改めて整えました。エプロンを壁に掛けたり、棚の配置を変え、食材や食器などそれぞの玩具へのアクセスがしやすくなりました。料理をテーブルまで配膳し、友だちや保育者、赤ちゃん人形と一緒に味わっています。また、保育者が食事準備でエプロンや三角巾を身に付けると、同じように身支度を行う様子もあります。
せいかつ遊びの中では、身近な大人(大好きな保護者の方、保育者)をモデルとして、大人がしていることに魅力を感じることで模倣をしていきます。また、子どもが自身が経験したことを遊びでは再現しています。どんな場面を再現しているのか、子どもたちの世界に保育者も入っていき、汲み取りながら関わっていきたいと思います。