2024.08.23
赤ちゃん人形との関わり
今週は、各クラスの子どもたちと赤ちゃん人形との関わりについてご紹介します。
ほし組では、一人一人が自分で決めた赤ちゃん人形をなんとなく分かっているのか、手を伸ばして「ぎゅっ」と抱きしめる姿が見られます。また、おんぶ紐を保育者に渡して背中に背負ってみたり、トントンと保育者の真似をして赤ちゃん人形を叩いてみたりと、模倣する姿も多く見られるようになってきました。お人形遊びは、自分がした経験を赤ちゃん人形を通して再現することで、自分も大切にされているということを実感できる遊びの一つです。その為、保育者も本当の赤ちゃんに接するように大切に抱っこしたり、話しかけて関わっています。子どもたちが受けた愛情を赤ちゃんにもしたいという気持ちを受け止め「優しくぎゅってして赤ちゃん嬉しいね。」等温かい言葉掛を行い、寄り添いながら関わっています。
つき組の子どもたちは8月に入ってから自分の赤ちゃんを認識し始める姿が見られるようになりました。他のお友だちの赤ちゃんをお世話することもありますが、自分の赤ちゃんを真っ先に抱っこすることが増えてきました。おままごとコーナーの机に椅子を持ってきてご飯を用意して一緒に食べる姿も出てきました。保育者が「赤ちゃんは眠いかな?お腹が空いているのかな?」等想像が広がるように声を掛けると「ねんね!」と布団を用意して大人の見様見真似でトントンする姿が見られました。また、服を脱がせることが出来るようになったこともあり、お風呂に見立てて遊べるように桶をままごとコーナーに設置しました。赤ちゃん人形をお風呂に入れながら「温かくて気持ちいいね。」「綺麗になってさっぱりしたかな。」と気持ちに寄り添い関わっています。子どもたちが経験したことを赤ちゃん人形を通してより再現しやすいよう環境を整えていき、保育者が赤ちゃん人形に対しても本当の赤ちゃんに関わるのと同じように接する姿を見せていこうと思います。
そら組では、赤ちゃん人形を抱っこすると「ご飯食べようね。」「あーん、美味しいね。」と声掛けしたり、赤ちゃん人形をおんぶし、バックを持つと「ピクニック行ってきます!」「おやつ持ってきたから後で食べようね。」と友だちとピクニックを楽しむ姿があります。また、お風呂に入れたり、午睡の際に保育者がトントンする姿など日常生活で自分自身がしてもらい嬉しかったことを赤ちゃん人形を介して表現をする姿があります。子どもたちが赤ちゃん人形に対して模倣したいという思いに寄り添い「美味しいって言ってるかな?」等イメージに応じて仲立ち、代弁しながら援助しています。今後も保育者が見本となるよう赤ちゃん人形に対して愛情を持って丁寧に関わり、子どもたちの赤ちゃんを大切にしたいという意欲に繋げていきます。